京急電鉄は京浜急行電鉄の略。東京と横浜を結び、さらに三浦半島に路線網を持つ。そのルーツは川崎大師への参拝客輸送で、最近は羽田空港へのアクセス路線としても親しまれている。京急電鉄は運行する電車について、ある厳格なルールを定めている。それは先頭車に●●●●を搭載してほしいというもの。相互直通運転を行う車両にもそのルールを守るように、各社に要請しているという。さて、●●●●とは何だろう? 電車の先頭車両にあるものといえば、運転台やヘッドライト、逆向きに走るときに使うテールランプなど。これらは京急電鉄に限らず、どの鉄道会社も先頭車両に備えているし、なかったら困る。無人運転のゆりかもめなどは運転台がないように見えるけれど、非常時の手動運転のために、ちゃんと格納されている。 京急電鉄の電車のルールとは、「先頭車にモーターを搭載する」だ。京急電鉄の赤い電車は(もちろん、ときどき見かける青い電車や黄色い電