ロックバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」が歌う「満月の夕(ゆうべ)」。阪神・淡路大震災の中で生まれた歌が、いままた東北の被災者を励ましています。ボーカルの中川敬さんは、1980年代から原発について発信してきました。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から1年6カ月がたとうとするいま、原発事故をどう見ているのか、また被災地への思いなど話を聞きました。(栗原千鶴) 音楽。感情出せるようになる デモ。ここに声が厳然とある 被災地からは、本当に多くのものを学ばせてもらってます。東日本大震災後、まず4月に支援物資を持って宮城県石巻市に入って。当初、被害の大きかった女川町で見た光景には、言葉が出なかったです。そこに立ち尽くすしかなかった。 場を共有できる曲 被災地で演奏を始めたのは5月に入ってから。流行歌や民謡が中心です。阪神・淡路のころから被災地での演奏は、みんなと一緒に歌える、場を共有できる楽
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