同名異人については、もうだいぶ前のことだが、「松井みどり」について書いて、それが「朝日新聞」のネタになったことがあった。 さてここに、金子武雄という国文学者がいる。私は以前、この人が晩年に書いた随筆集を二冊読んでたいへん面白かったので、書いておいた。 http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20130127 古事記から平安朝文学まで、教科書まで含めて著作が多く、国会図書館では「金子, 武雄, 1906-1984」で54冊があがっている。なお国会図書館は、教科書には著者標目をつけない。 ところが、日外アソシエーツの『人物物故大年表』を見ていたら、この金子武雄が、どうやら二人いるらしいことに気づいたのである。なぜならそこには、 金子武雄(1905年‐1984年11月22日)立教大学名誉教授 金子武雄(1906年‐1983年3月24日)日本史研究者 の二人がいたからで