現在、絶賛入力中の尊経閣文庫本『閑居友』の電子テキストが、上巻まで終了した。 尊経閣文庫本『閑居友』:やたナビTEXT 『閑居友』は、鴨長明の『発心集』の影響を受けた鎌倉時代の仏教説話集である。作者は慶政上人、内容から身分の高い女性からのために書かれたらしいと推測されている。上下二巻からなる。 この説話集、説話本体以上に作者自身の文章が長い。これがイマイチおもしろくない。たぶん、葬式のとき、「あの坊さん、話長いんだよなー」とか言われてしまうタイプだろう。ものすごく真面目で頭のいい人だけど、ちょっと空気を読めない人なんじゃないかと思う。 『閑居友』が面白いのは、上巻の最後の3つの説話が、不浄観の説話であることだ。 上第19話 あやしの僧の宮仕へのひまに不浄観を凝らす事 上第20話 あやしの男、野原にて屍を見て心を発す事 上第21話 唐橋河原の女の屍の事 仏教では、人間の世界は不浄な場所(穢土
わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 日本近世文学会編集の『和本リテラシーニューズ』第1号が刊行される。日本近世文学会では数年前から、和本リテラシー普及活動にとりくんでいる。その一環として、このたびニューズレターを発刊した。 学会員には、近く『近世文藝』に同封して郵送される。無料配布物なので、買うことはできない。しかるべきところに配布されるが、興味のある方は、私か下記メンバーがいくらか配布分を持っているので聞いてみてください。 A5判、カラー全16頁。 表紙には、 「あらゆる領域のヒントが詰まっている古典籍(
エルサレムの博物館で、窃盗犯から回収された古代の棺について説明するイスラエル古代遺物盗難対策当局の男性(2014年3月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/GALI TIBBON 【7月14日 AFP】イスラエル考古学庁(Israel Antiquities Authority、IAA)は13日、約20年前に盗まれた古代遺物が窃盗犯自らの手によって返却されたことを明らかにした。返却された遺物には、不幸が続いたという窃盗犯から、誰も遺物には手を出すべきではないとのメッセージが添えられていたという。 【写真】9000年前の希少な石の仮面、イスラエル考古学庁が公開 IAAによると、ゴラン高原(Golan Heights)の古代都市ガムラ(Gamla)で盗まれた約2000年前の古代遺物は先週、イスラエル南部のベエルシェバ(Beersheba)にある博物館「Museum of Islamic and
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く