タグ

ブックマーク / bijutsutecho.com (15)

  • メトロポリタン美術館がコレクション売却を検討。コロナによる財政難のため

    メトロポリタン美術館がコレクション売却を検討。コロナによる財政難のため新型コロナウイルスの影響による資金不足で、メトロポリタン美術館がコレクションの一部の売却を検討していることがわかった。 メトロポリタン美術館 (C) Pixabay メトロポリタン美術館が、新型コロナウイルスの影響で1億5000万ドルの資金不足に直面する恐れがあるため、コレクションの一部の売却を検討していることがわかった。 ニューヨーク・タイムズによると、同館の学芸員は重複している作品や展示されたことがほとんどない作品などを整理し、各部門の所蔵品を評価予定。売却される作品は競売前に部門長、館長、理事会の承認を得る必要があり、理事会は3月の評議員会で同館のコレクション保存方針の改訂を承認する必要があるという。 同館館長のマックス・ホラインは今回の決定について、「パンデミックがどのように展開するのか、私たちの誰も完全な見通し

    メトロポリタン美術館がコレクション売却を検討。コロナによる財政難のため
  • 台風で被災した川崎市市民ミュージアム。その収蔵品レスキューまでの記録映像が公開

    台風で被災した川崎市市民ミュージアム。その収蔵品レスキューまでの記録映像が公開2019年10月の台風19号によって収蔵庫が浸水し、収蔵品が被災した川崎市市民ミュージアム。その被災から収蔵品レスキューまでの様子を収めたドキュメンタリー映像が公開された。 川崎市市民ミュージアムが公開したドキュメンタリー映像より 2019年10月の台風19号によって収蔵庫が浸水し、収蔵品が被災した川崎市市民ミュージアム。いまだ再開の目処が立っていない同館の、被災から収蔵品レスキューまでの様子を収めたドキュメンタリー映像が公開された。 川崎市市民ミュージアムは1988年に開館。写真やマンガ、グラフィック、映画、映像などの「複製技術芸術」の歴史に関わる総合的なコレクションを有する美術館として知られているが、19年10月の台風19号(令和元年東日台風)により、9つの収蔵庫が浸水被害を受け、収蔵品に甚大なダメージが及

    台風で被災した川崎市市民ミュージアム。その収蔵品レスキューまでの記録映像が公開
  • 「美術館・博物館は再開可能」西村経済再生相が言及。感染防止、徹底できるか?

    「美術館・博物館は再開可能」西村経済再生相が言及。感染防止、徹底できるか?西村経済再生担当大臣は、5月3日の記者会見で美術館・博物館の再開について言及した。感染防止の対策を徹底したうえでの再開は可能との方向性を示している。 休館中の東京国立近代美術館 西村経済再生担当大臣は5月3日の記者会見で、休館が続く美術館・博物館について言及。感染拡大防止策を徹底したうえで再開できるという方向性を示した。 西村大臣は、「美術館・博物館、図書館などでは、感染防止のために消毒液での消毒や、人と人との距離を置く、入場制限を行う、密にならないようにするなどを行っていいただきながら、一定のことは認めてもいいのではないか」と言及。4日の専門家会議を経て、対応を決めていくという。 多くの美術館・博物館は休館の期限を5月6日、あるいは「当面のあいだ」としているが、感染拡大防止対策を即座に講じることができるのかが懸念さ

    「美術館・博物館は再開可能」西村経済再生相が言及。感染防止、徹底できるか?
  • 古典美術と現代美術が出会うとき。菅木志雄や田根剛、皆川明ら参加の「古典×現代2020」が開催中

    古典美術と現代美術が出会うとき。菅木志雄や田根剛、皆川明ら参加の「古典×現代2020」が開催中日の古典美術と現代を生きるアーティストらが共演する大規模展覧会「古典×現代2020」が現在、東京・六木の国立新美術館で開催されている。その見どころとは?(稿は4月12日公開記事の改訂版です) 「刀剣×鴻池朋子」の展示風景 「展はいままでにない意欲的な試み。幅広い方々にご来館いただき、想定以上の親和性を味わってもらえれば」。国立新美術館館長・逢坂恵理子がそう意気込む展覧会が、「古典×現代2020」だ。 来であれば3月11日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスによる臨時休館によって開幕は大幅に延期。6月24日から8月24日が新たな会期となった。 展は、仏像や刀剣、日画といった古来からある日美術と8組の現代の作家たちが共演するもの。出品作品は、古典美術は曾我蕭白、尾形乾山、円空、仙厓、

    古典美術と現代美術が出会うとき。菅木志雄や田根剛、皆川明ら参加の「古典×現代2020」が開催中
  • 絵画の世界に入り込む体験型のアート鑑賞。寺田倉庫G1で「Immersive Museum」が開催

    絵画の世界に入り込む体験型のアート鑑賞。寺田倉庫G1で「Immersive Museum」が開催プロジェクションマッピングを使用し、名画の世界を室内空間全体に投影するアート体験プログラム「Immersive Museum」が、2020年4月17日より東京・天王洲の寺田倉庫G1で開催される。第一弾のテーマは「印象派」。モネ、ドガ、ルノワールといった作家の、誰もが知る名画の世界が再現される。 「Immersive Museum」展示イメージ プロジェクションマッピングにより、絵画の世界に没入できる体験型のプログラム「Immersive Museum」が、2020年4月17日より寺田倉庫G1ビルにて開催される。主催はImmersive Museum実行委員会、主管・企画制作には株式会社ドリルと株式会社電通が名を連ねる。 展示のテーマは「印象派」。クロード・モネ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュ

    絵画の世界に入り込む体験型のアート鑑賞。寺田倉庫G1で「Immersive Museum」が開催
  • 水没した川崎市市民ミュージアムの収蔵品救出状況が明らかに。今年度中に地階からの浸水作品搬出を目指す

    水没した川崎市市民ミュージアムの収蔵品救出状況が明らかに。今年度中に地階からの浸水作品搬出を目指す2019年10月、関東地方を縦断した台風19号により、9つの収蔵庫への浸水と収蔵品の被害が確認された川崎市市民ミュージアム。川崎市は収蔵品レスキューの状況を公開し、今年度中を目処に被害を受けた収蔵品を地階から搬出する方針を示した。 被害を受けたマンガ雑誌等を収蔵する第6収蔵庫の様子 提供=川崎市 2019年10月12日から13日に関東地方を縦断した台風19号により、9つの収蔵庫への浸水と収蔵品の被害が確認された川崎市市民ミュージアム。10月22日より、独立行政法人国立文化財機構が有する文化遺産防災ネットワーク推進会議の協力のもと、被災した所蔵品の応急措置や、施設での一時保管を進めてきた。 このたび、川崎市は収蔵品レスキューの状況を公開。カビの発生や搬出経路の確保などの理由から、これまで搬出等を

    水没した川崎市市民ミュージアムの収蔵品救出状況が明らかに。今年度中に地階からの浸水作品搬出を目指す
    consigliere
    consigliere 2020/02/04
    一枚目の写真で悲鳴をあげた
  • 日本最大級の掛軸を凸版印刷がデジタルアーカイブ。映像での拝観も可能に

    最大級の掛軸を凸版印刷がデジタルアーカイブ。映像での拝観も可能に奈良・長谷寺が所蔵する《長谷寺大観音大画軸》。日最大級の掛軸である同作のデジタルアーカイブを、凸版印刷が行った。これにあわせて制作された映像コンテンツは、これまで難しかった長谷寺以外での出開帳(掛軸の拝観)に活用される。 奈良・長谷寺が所蔵する《長谷寺大観音大画軸》は縦16.46×横6.22メートル、重量にして125.5キログラムにおよぶ日最大級の掛軸。今回、同作のデジタルアーカイブを凸版印刷が行った。 《長谷寺大観音大画軸》は明応4年(1495年)、罹災した尊を復興再建するための設計図としてつくられたと伝えられるもの。天文7年(1538年)に造立された現在の長谷寺尊「十一面観世音菩薩立像」とほぼ同じ大きさ(像高約10メートル)で、大観音の姿が描かれている。 長谷寺大観音大画軸 これまで様々な文化財のデジタルアーカ

    日本最大級の掛軸を凸版印刷がデジタルアーカイブ。映像での拝観も可能に
  • 日本最大のアートフェア「アートフェア東京2019」が開幕。139軒のギャラリーが集結する今年の傾向とは?

    最大のアートフェア「アートフェア東京2019」が開幕。139軒のギャラリーが集結する今年の傾向とは?今年で14回目を迎えた日最大のアートフェア「アートフェア東京」が開幕した。「Art Life」をテーマに掲げる今回のハイライトをお届けする。 日最大のアートフェアとして歴史を重ねてきた「アートフェア東京」が、今年も東京国際フォーラムで開幕した。 14回目となる今回は、ギャラリーのブースが集まる「Galleries」の平均面積が前回比120パーセントに。それを象徴するように、KOTARO NUKAGAではロンドンとメキシコシティーをベースに活動するコンセプチュアル・アーティスト、ステファン・ブルッゲマンの巨大な新作を通路に向けて展示。日のフェアではあまり見られない大胆なプレゼンテーションが人目を引いていた。 KOTARO NUKAGAブースの一部 またギャラリーアンザイでは、Inst

    日本最大のアートフェア「アートフェア東京2019」が開幕。139軒のギャラリーが集結する今年の傾向とは?
  • 精密な縮小模型から巨大なオブジェまで。「縮小/拡大する美術:センス・オブ・スケール展」が横須賀美術館で開催へ

    精密な縮小模型から巨大なオブジェまで。「縮小/拡大する美術:センス・オブ・スケール展」が横須賀美術館で開催へ「縮小/拡大する美術:センス・オブ・スケール展」が、横須賀美術館で開催される。展では、スケールが変わることで馴染みの風景や事物が大きく印象を変えていく様子を、斬新な作品群を通じて体験することができる。会期は4月13日〜6月23日。 現代美術を中心に、精密な縮小模型から巨大なオブジェ、広範囲の世界をとらえた写真や絵画、異なる縮尺が存在するインスタレーションなどを取り上げを紹介する展覧会「縮小/拡大する美術:センス・オブ・スケール展」が、横須賀美術館で開催される。 科学の進化とメディアの発達によって、目に見えない最小の物質から遠く離れた宇宙の果てまで、あらゆるスケールの事象について情報を得られるようになった今日。アーティストにとっても「スケール」は、作品のコンセプトや展示空間に影響する

    精密な縮小模型から巨大なオブジェまで。「縮小/拡大する美術:センス・オブ・スケール展」が横須賀美術館で開催へ
  • 100年ぶりの再会。分割された《佐竹本三十六歌仙絵》が過去最大規模で集結

    100年ぶりの再会。分割された《佐竹三十六歌仙絵》が過去最大規模で集結36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描いた鎌倉時代の名品《佐竹三十六歌仙絵》。100年前に分割されたこの作品が、京都国立博物館の特別展「流転 100年 佐竹三十六歌仙絵と王朝の美」で集結、過去最大規模になることが発表された。 重要文化財 佐竹三十六歌仙絵 小大君 鎌倉時代(13世紀) 大和文華館蔵 「今後そうそう開かれることはない貴重な展覧会になるでしょう」。京都国立博物館研究員の井並林太郎がこう語る特別展が、今年10月に開催される。 特別展「流転 100年 佐竹三十六歌仙絵と王朝の美」は、鎌倉時代につくられたと考えられる2巻の絵巻物《佐竹三十六歌仙絵》を中心にした展覧会だ。「流転」と題された展のポイントを整理してみよう。 重要文化財 佐竹三十六歌仙絵 小大君(部分) 鎌倉時代(13世紀) 大和文華館蔵 

    100年ぶりの再会。分割された《佐竹本三十六歌仙絵》が過去最大規模で集結
  • 大学の縁故採用に抗議。 多摩美彫刻科卒業生有志が声明を発表

    大学の縁故採用に抗議。 多摩美彫刻科卒業生有志が声明を発表教授によるアカデミックハラスメントをはじめとした諸問題に対して度々声を上げてきた多摩美術大学の彫刻科。11月3日、学生・卒業生有志が新たに「彫刻学科の縁故採用に対する抗議声明」を発表した。 彫刻棟群がある多摩美術大学の八王子キャンパス 出典=ウィキメディア・コモンズ (Lauffenamneckar - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31358016による) 今年2月、多摩美術大学の大学院彫刻専攻に在籍する学生有志が、「現在の教授全員で全員の学生を見るというシステムの見直し」「技術と制作理論を分ける考え方のもとに、バランスのとれた人事の決定」という2点を明記した上で、大学に要望書を提出した。そして11月3日、諸問題へ

    大学の縁故採用に抗議。 多摩美彫刻科卒業生有志が声明を発表
  • 「美術館」で「美術館」を考える。 松岡剛評「〈正・誤・表〉 美術館とそのコレクションをめぐるプログラム」展|MAGAZINE | 美術手帖

    「美術館」で「美術館」を考える。 松岡剛評「〈正・誤・表〉 美術館とそのコレクションをめぐるプログラム」展9月に新潟市美術館で開催された「〈正・誤・表〉 美術館とそのコレクションをめぐるプログラム」展は、コレクションを中心に紹介しながら、作品を所蔵し、貸し出し、展示するといった美術館の機能それ自体に批評的に切り込む試みであった。美術と美術館をとりまく状況や、その不安定性を主題とした展を、広島市現代美術館学芸員の松岡剛がレビューする。 文=松岡剛 展示風景より 撮影=加登智子 魅惑の展示、半分は信頼でできています。 正誤表。美術館に勤務する身としては、不穏なタイトルとしか言いようがない。印刷物において時に(しばしば?)誤りは発見され、その作成を余儀なくされる。しかも一度で済むとはかぎらない。さらに、受け取る側にとっても厄介なことに、予告なく発行・更新されていく。正と誤を線引きするものであり

    「美術館」で「美術館」を考える。 松岡剛評「〈正・誤・表〉 美術館とそのコレクションをめぐるプログラム」展|MAGAZINE | 美術手帖
  • なぜ人は縄文にハマるのか? 映画『縄文にハマる人々』が7月公開

    なぜ人は縄文にハマるのか? 映画『縄文にハマる人々』が7月公開約1万3000年前に日列島で始まったとされる縄文時代。縄文土器に代表される文化が広く知られながら、その実態は完全に解明されていないこの時代に焦点を当てた映画『縄文にハマる人々』が今年7月より公開される。 映画『縄文にハマる人々』より 約1万3000年前に始まり紀元前2400年に至るまで、約1万年間にわたり続いた縄文時代。過剰な装飾が施された土器や、独特のフォルムを持つ土偶など、多様な芸術が生み出されたこの時代にハマる人々がいる。 今年7月に公開される映画『縄文にハマる人々』は、タイトルの通り、縄文にのめり込んだ人々のコメントによって構成されたドキュメンタリー映画だ。考古学や民俗学の専門家をはじめ、文化人やアーティスト、そして縄文に情熱のすべてを傾ける人々への取材を重ねた作では、1000点近い縄文土器や土偶たちも登場する。 映

    なぜ人は縄文にハマるのか? 映画『縄文にハマる人々』が7月公開
  • 絵本『スイミー』の原画も来日。 レオ・レオーニの波乱の生涯と絵本原画を紹介する展覧会が開催

    『スイミー』の原画も来日。 レオ・レオーニの波乱の生涯と絵原画を紹介する展覧会が開催1939年にアメリカに亡命後グラフィックデザイナーとして活躍し、孫のために制作した絵をきっかけに、格的に絵の世界に足を踏み入れたレオ・レオーニ。絵『スイミー』の作者であるレオーニの作品を、絵の原画を中心に、油彩・彫刻・グラフィックデザインなどもあわせて紹介し、その人生と創作に迫る展覧会が開かれる。会期は8月11日〜9月24日。 レオ・レオーニ おんがくねずみジェラルディン 1979 ©︎ 1979 by Leo Lionni/Pantheon 絵『スイミー』は、赤い色をしたきょうだいたちの中で、1匹だけ真っ黒な魚「スイミー」が主人公の物語。谷川俊太郎が翻訳を行った日語版は小学校の教科書にも掲載され、世代を超え日全国で親しまれている。展は、その『スイミー』作者として知られるレオ・レオー

    絵本『スイミー』の原画も来日。 レオ・レオーニの波乱の生涯と絵本原画を紹介する展覧会が開催
  • 現代中国を代表するポップアーティスト・徐震(シュー・ジェン)とは 何者か?

    現代中国を代表するポップアーティスト・徐震(シュー・ジェン)とは 何者か?3月8日から(一般会期は9日から)開催される国内最大のアートフェア「アートフェア東京」。ここで初出展となるペロタンが、中国を代表するアーティスト・徐震(シュー・ジェン)の作品を発表する。自らを「ポップアーティスト」と称する徐震とは何者なのか? また東京で何を見せるのか? 上海のスタジオで話を聞いた。 文=大坂紘一郎 上海の巨大倉庫にて 撮影=稲葉真 「中国がいまのような消費社会になる過程で、私たちは絶えず目の前に商品やサービスの選択を突き付けられてきました。私の生きた中国は、ポップ(大衆消費型の市場主義)な国であったから、私はポップアーティストになったのです」。 商品が大量生産され、大きなモールやメディアを介してひたすら消費される——。1960年代初頭にアメリカを席巻した大衆消費社会のイメージを素材として展開した

    現代中国を代表するポップアーティスト・徐震(シュー・ジェン)とは 何者か?
  • 1