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ブックマーク / call-of-history.com (3)

  • 圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    世の中、右を向いても左を見ても織田信長で溢れている――戦国乱世を切り拓く合理主義的改革者だったり、恐怖で支配する残虐な殺戮者だったり、第六天魔王を称するこの世の者ならざる怪物だったり、タイムスリップしてきた女子高生ヒロインと恋に落ちるオレ様イケメンだったり、グラマラスでセクシーなツンデレ美少女だったり――そんな織田信長をモデルとしたキャラクターを、十六世紀の歴史的な肖像画からソーシャルゲームまで585作品703名、整理分類し一覧にしたのが書です。素晴らしい労作と言わざるを得ない。 大河ドラマ・時代劇等実写映像作品、キャラクターイラストが掲載されていない小説歴史研究書などは対象外なので、アニメ、ゲーム漫画ライトノベルなどサブカルチャーの中で”描かれた”織田信長がまとめられています。 年代別リストとあわせて「深掘り織田信長」として「創作物の信長キャラクター分析」「信長登場作品が多い理由

    圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 『幕末単身赴任 下級武士の食日記 増補版 (ちくま文庫)』青木直己 著

    日記の主である紀州和歌山藩士酒井伴四郎は万延元年(1860)当時28歳、25石の下級武士で、上司にあたる叔父・宇治田平三、同僚の大石直助らとともに、装束に関する着用の指導にあたる衣紋方として同年から一年七カ月の江戸勤務についた。日記は万延元年(1860)五月十一日から十一月三十日までの約七カ月である。 直前に大老井伊直弼は暗殺されるわ、紀州藩内も政争で重臣が失脚するわ、アメリカ公使ハリスらをはじめ外国人が来日しはじめるわ、攘夷の嵐が吹き荒れるわで、幕末の江戸は大わらわ・・・なはずだが、下級武士の彼にはそんな激動は特に関係なく、毎日の生活とか、倹約生活とか、江戸観光でどこ行ったとかの話で占められているのが、実に等身大という感じで面白い。 書で紹介されるのも大半が彼らが何ったかである。紀州から江戸への道中だけでもあんころだうなぎだわらびだ柏だ葛だ栗だ力だとばっかりだけど道中

    『幕末単身赴任 下級武士の食日記 増補版 (ちくま文庫)』青木直己 著
  • 「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著

    幕末に日を訪れた外国人が驚いたことの一つに、日人がひどく酒癖が悪いというものがある。例えばヘボン式ローマ字で知られるヘボン(日在住1859~92)は昼間っから酒を飲んで酔いつぶれ、あるいは大暴れしている人びとの多さに驚き、また酔って仕事もままならなくなる日人家事使用人たちに悩まされている。せめて仕事中ぐらいは酒を飲まない労働者を雇えないかと日人商人に尋ねるが、そんな日人を見つけるのは難しいと言われて途方に暮れていた。他の外国人もすっかり出来上がった武士の姿に恐怖を感じている。昼間っから刀持った酔っぱらいが歩いているんだからそりゃ怖い。ヘボンに遡ること三百年、ルイス・フロイスも戦国時代の日人の酒癖の悪さを書き留めていて、もちろん欧米でも酔っぱらいは多かったものの、西洋人からは日人の酔い方は度を越して酷いと見られていた。 武士も町人も昼間っから酒を飲んで仕事もそこそこに、そこら

    「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野 亮一 著
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