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ブックマーク / sekio516.exblog.jp (9)

  • 伏羲・女媧の追加 | 関尾史郎のブログ

    必要なを書架から取り出す際に,たまたま敦煌研究院編『敦煌壁画芸術継承与創新国際学術研討会論文集』という分厚いが目に入った.目次をめくっていたら,王元林「伏羲女媧文化西漸的図像学試論」という論文がある.著者は甘粛省文物考古研究所.あまり期待せずに開いたら,「嘉峪関新城11号墓木棺蓋板内頂図」として伏羲・女媧図(描き起こし図)が載っていた.初見である.加えて,「甘粛張掖高台画像磚」として3葉の写真がある.うち2葉は『文物』1997年第12期から引用されており,よく知られたもの.しかしもう1葉の女媧塼は見たこともないもの.「呉葒提供」とあり,未公開写真のようだ.でも駱駝城南墓群の1994年墓出土のものにはない.あるいは別の墓からの出土品なのだろうか.また補訂が必要になってしまった.エンドレスだ.

    伏羲・女媧の追加 | 関尾史郎のブログ
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    consigliere 2021/01/03
    見つかっちゃうのはよくあること
  • 土肥義和先生の訃報 : 關尾史郎のブログ

  • 拙著『三国志の考古学』,第6章補足. : 關尾史郎のブログ

  • 『三国志の考古学―出土資料からみた三国志と三国時代―』 | 関尾史郎のブログ

    拙著,『三国志の考古学―出土資料からみた三国志と三国時代―』が,東方書店から刊行されました(東方選書52,体価格2,000円,4-497-21913-8).ブログ,このところ画像アップ機能が働かないので,写真はありません.自分が「三国志」をタイトルにしたを書くことになるとは思ってもいませんでしたが,亳州市の曹氏一族墓出土の刻字塼を扱ったのはもう四半世紀も昔のことでした.そしてそれ以来,朱然墓の名刺簡,河西の塼画墓(とくに曹魏末の嘉峪関新城一号墓),そして何よりも長沙走馬楼呉簡などなどとも20年近くつき合って来ました.これらの一次史料群に加え,後代のトゥルファン出土墓誌や敦煌出土鎮墓瓶(銘)などにも登場してもらい,出土資料(その多くは出土文字資料ですが)を最大限活用しながら,三国志と三国時代について考えてみたものです.曹操墓の高陵や朱然墓などからの出土資料にもそれぞれ一章を割きましたが

    『三国志の考古学―出土資料からみた三国志と三国時代―』 | 関尾史郎のブログ
  • 要検討170201 | 関尾史郎のブログ

    嘉峪関市文物局(編)『嘉峪関文物図録』は,「可移動文物巻」と「不可移動文物巻」の2冊からなるが,前者の「磚瓦」の項は,大半が新城古墓群出土の画像磚である.おなじみの画像磚が並ぶが,冒頭には1999年4月に文殊郷石橋村の漢墓から出土したという2点の「漢四神獣紋模印方磚」が置かれている.また新城古墓群出土画像磚の後方には,1993年6月に新城野麻湾2号墓から出土したという2点の彫磚や,2004年8月に嘉峪関村三組墓群から出土したという12点の画像磚もある.後者のモチーフや技法は新城のそれとほとんど同じである.そして項の最後(143頁)に置かれているのが,「唐仕女図画像磚」であり,「1999年9月酒鋼公安処移交」とある.要するに由来が怪しいのだが,唐代の類例は他にない.それ以上に気になったのは,色調はともかく,人物の描き方が,2002年9月に高台県の許三湾古城遺址東南墓(『甘粛出土魏晋唐墓壁画

    要検討170201 | 関尾史郎のブログ
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    consigliere 2017/02/01
    「2002年9月の発掘以前に盗掘されたものが公安に摘発され,公安を経て嘉峪関市に渡ったのではないか」
  • 紹介170130 | 関尾史郎のブログ

    李明曉『両漢魏晋南北朝石刻法律文献整理与研究』が,先週,書肆から届いた.タイトルとコンテンツを見て注文しておいたものだ.著者は重慶にある西南大学の漢語言文献研究所・出土文献綜合研究中心のメンバーで,同書も「出土文献綜合研究専刊」のシリーズ. 内容の中心部分は買地券が占める.架空の土地売買を記した墓券の類が「法律文献」の名に値するのか,疑問もあるが,データを集めた資料集としてはそれなりの意味があろう.「第二章 魏晋買地券」の最初は石刻ならぬ簡牘で,私たちの域圏科研が注目している甘粛省高台県出土のものが並んでいる.「第五章 東漢刑徒磚」には,百頁以上にわたって洛陽の刑徒墓ならぬ遺体安置所跡から出土した磚の拓と釈文が並ぶ.興味深かったのは次の「第六章 晉泰始官奴婢磚銘」である.不勉強だったと言われればそれまでだが,『東方藝術』2009年第4期に報告されたうち,11方を紹介する(西南大学ではこれ

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    consigliere 2017/01/30
    李明曉『両漢魏晋南北朝石刻法律文献整理与研究』
  • 拝受(15/04/01) | 関尾史郎のブログ

    東洋文庫研究員・新潟大学名誉教授の関尾史郎の仕事用のブログです.出土史料を用いて中国古代史を研究しています.ブログは,教育・研究のために2005年に立ち上げました.現在は日々の研究の営為を中心に紹介しています.またまとまった成果はnoteのサイト(https://note.com/nakazato211/)上で公表していますので,こちらをご覧ください. by s_sekio

    拝受(15/04/01) | 関尾史郎のブログ
    consigliere
    consigliere 2015/04/19
    「小倉慈司(編)『宮内公文書館所蔵『図書録』(戦前期)件名目録』,私家版,2015年3月」
  • 領域融合・超域科目I主要参考文献一覧 | 関尾史郎のブログ

    關尾が担当した4月23日・4月30日の「東アジアの古代世界をつなぐ―壁画墓にみる大陸・半島・列島の文化交流―」の主要参考文献は以下の通りです. ・ 關尾史郎『もうひとつの敦煌―鎮墓瓶と画像磚の世界』,高志書院,2011年. ・ 全浩天『カラー版 世界遺産高句麗壁画古墳の旅』,角川書店,2005年. ・ 百橋明穂『古代壁画の世界―高松塚・キトラ・法隆寺金堂』,吉川弘文館,2010年. ・ 林巳奈夫『石に刻まれた世界』,東方書店,1992年. ・ 三崎良章『五胡十六国―中国史上の民族大移動』[新訂版],東方書店,2012年. ・ 柳沢一男『描かれた黄泉の世界 王塚古墳』,新泉社,2004年. ・ 渡部 武『画像が語る中国の古代』,平凡社,1991年,他.

    領域融合・超域科目I主要参考文献一覧 | 関尾史郎のブログ
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    consigliere 2014/05/01
    「「東アジアの古代世界をつなぐ―壁画墓にみる大陸・半島・列島の文化交流―」の主要参考文献」
  • 重複図書リスト | 関尾史郎のブログ

    各位 学部長室に3月まで置いてあった書籍や雑誌を別室に移し,あらためて整理した結果,重複が少なからず見つかりました.間違って2冊買ってしまったものや,購入後,寄贈されたものなどです.2冊所持していても有効に利活用できるわけではありませんので,希望者に無料でお分けしたいと思います(送料のみ実費をいただきます).ご希望の方は,ご面倒でも關尾宛にメールで書名やお送り先などをご連絡下さい.以下のリストは,7月20日までまだ追記することになると思います.なお書籍は刊行年次の順になっています. あわせて,自宅の書架も整理し始めたところ,少し古いものが多いのですが,やはり重複が大分見つかりました.一括してアップしました. 【書籍】 新疆維吾爾自治区博物館(編)『新疆歴史文物』,文物出版社,1977年11月,11068・540. 唐長孺(主編)『敦煌吐魯番文書初探』,武漢大学出版社,1983年10月,

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