角筆文献の国語学的研究の第一人者として知られる本学の小林芳規名誉教授が、2019(令和元)年度の文化功労者に選ばれました。 小林名誉教授は角筆(先端をとがらせて紙をくぼませる筆記具)による書き入れを初めて発見。国語史研究に画期的な成果をもたらしました。また、半世紀以上にわたり日本全国および中国・韓国で数多くの角筆文献を掘り起こされました。1991年には恩賜賞・日本学士院賞を受賞されています。 本学関係者が文化功労者に選ばれたのは、初代学長を務めた故森戸辰男氏に次いで2人目です。
中世ラテン世界の宇宙観、すなわち当時の自然科学に関する認識を知る手がかりとして『天球について』という本があります。この本は、長い間自然科学を学ぶ学生の教科書として親しまれてきました。三村先生は、膨大なアラビア語の文献を調査して、この本の真の著者を発見しました。 Mimura, Taro. The Arabic Original of (ps.) Māshā’allāh’s Liber de orbe: its date and authorship. The British Journal for the History of Science. 2015, vol.48, no.2, p.321-352. 中世ラテン世界にアリストテレス自然学とそれに基づく宇宙観を伝えた最初期のラテン語作品として、中東地域を支配したアッバース朝(750-1258)の宮廷占星術師マーシャーアッラーフ(800年
広島大学は、10年後に世界top100の大学となること、および、研究と教育の両面において大学として最大の結果を出すため教員を適切に配置できるようになることを目指しています。 この目標を達成する道筋を明確にするために、本学独自の目標達成型重要業績指標AKPI®(Achievement-motivated Key Performance Indicators)を設定しました。 KPIは、企業等において、目標達成の度合いを数値化する業績評価指標として用いられます。 大学におけるKPIとしてどのようなものを設定すべきなのか、大学経営企画室で検討してきました。その結果、世界top100の大学として備えているべき数値を10年後の目標値に設定し、それをポイント化する、という概念を考案するに至りました。 AKPI®グッドプラクティス NEW!! AKPI®を300点台から1300点までアップさせた、ある
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