十一屋は、甲府柳町二丁目にあった商家です。近年、この商家の所蔵品から「甲府道祖神祭り」の祭礼用具が発見されました。 江戸時代、甲府城下では1月13日から15日にかけて、道祖神祭りが賑やかに行われていました。その盛大さは「当国一大盛事」とも評されるほど。しかし、祭りは明治初期に突如廃絶してしまいました。さらにその後の甲府空襲により、資料のほとんどが失われてしまったと考えられています。 こうしたなか、柳町二丁目の祭礼用具は奇跡的に戦渦を免れ、現在に伝えられました。展覧会では、新発見資料全29点と山梨県立博物館所蔵の幕絵2枚を一挙に公開します。146年の時を経て、豪華な祭りの様子がよみがえります。 ■期間 平成30年1月2日(火曜)~2月26日(月曜) (※終了しました。) ■時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) ■主催 山梨県立博物館 ■後援 こうふ開府500年記念事業実行委員