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manuscriptsと漢字に関するconsigliereのブックマーク (4)

  • 留、劉と通ず

    狩野直喜「経史子概要」(『漢文研究法』、みすず書房、1979年、所収)は、経書の簡潔な解説ですが、『詩経』の解釈における、毛伝と朱子集伝との違いを述べています。その例として、王風の「丘中有麻」の詩を挙げているので、ここに引用します(p.112)。 王風「丘中有麻」に、 「丘中有麻、彼留子嗟、彼留子嗟、將其來施施」云々 朱傳に、 「婦人望其所與私者而不來、故疑丘中有麻之處復有與之私而留之者」云々 と解せり。古義によれば、 「丘中有麻、思賢也、莊王不明、賢人放逐、國人思之而作是詩也」云々 曹劉と通ず。漢書地理志、水經注などにあり。 問題は末尾の「曹劉と通ず」であり、校訂者は「原稿にかく見えるが、文意は通じない」と注記しています(同書、p.113)。 確かにこれでは意味が通じません。著者の意図は「留、劉と通ず」であったと、わたくしは推測します。「曹」は「留」の誤りでしょう。 「彼留子嗟」という詩

    留、劉と通ず
  • 『銀河鉄道の夜』原稿中の異体字 - 楷書活字(新居)

    明治・大正の作家の自筆原稿を見て、「(旧字でなく)常用漢字を書いている⁉︎」と驚く人がいる。作家は新字体を書いているわけではなく、当時普通に用いられていた俗字・略字を書いているに過ぎないのだが。 たとえば作家が「体」と書いたとしても、その当時なら印刷所では「體」を拾うのが普通で、それが現代では常用漢字に直して「体」となるが、べつに原稿に忠実にそうしたわけではない。 もっとも、作家の書いた異体字が活字ケースに在庫している字と同形だった場合には、その形のまま拾われることもある。漱石の書いた「双(雙でなく)」や樋口一葉の「皈(歸でなく)」などはそんな事情があるかもしれない。 さて、『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」原稿のすべて』から、異体字に着目して拾ってみよう。 前回にも触れたが、賢治さんは同じ漢字を草書で書いたり楷書で書いたり、略字を使ったり正字をわざわざ書いてみたりと、活字では統一されてしまう様

    『銀河鉄道の夜』原稿中の異体字 - 楷書活字(新居)
  • 学術機関リポジトリデータベース

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    consigliere
    consigliere 2015/01/04
    今年の初勉強はこれにするか。
  • 国立国語研究所の所蔵する『古今文字讃』のデジタル画像が試験公開

    2013年10月1日、国立国語研究所が所蔵する『古今文字讃』について、デジタル画像の試験公開が開始されています。『古今文字讃』は、古文篆、籀文篆など21種類のいわゆる雑書体について、書体の用例を添えて解説したで、日国内に現存する『古今文字讃』の写は少なく、上中下3巻が揃っているのは、国立国語研究所蔵だけとのことです。 国立国語研究所蔵 古今文字讃閲覧システム(試験公開) http://www2.ninjal.ac.jp/kokonmojisan/ 国立国語研究所 http://www.ninjal.ac.jp/ 2013/10/3付けで、「【データベース】国立国語研究所所蔵『古今文字讃』画像を試験公開しました。」と掲載。 関連; 空海入手の「古今文字讃」国内4カ所に写残存(MSN産経west, 2013/5/22付け) http://sankei.jp.msn.com/west/

    国立国語研究所の所蔵する『古今文字讃』のデジタル画像が試験公開
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