2021年1月8日、Accountability in Research誌に米国・テキサス大学オースティン校のTom J. Crijns氏らによる共著論文“The effect of peer review on the improvement of rejected manuscripts”が掲載されました。本文は有料ですが、要旨(Abstract)は公開されています。 論文では、却下された論文が別の学術雑誌で出版される際に、与えられた査読コメントが論文の改善に利用されているかについて調査しています。調査にあたっては、とある整形外科学のトップジャーナルの2012年の250報の論文の却下通知を無作為に抽出し、実行可能な査読者からの提案を特定しています。PubMedとGoogle Scholarで検索し、投稿時の論文と出版された論文を比較することによって、査読者からの各提案が反映されているか
台湾・中央研究院デジタル文化センターによる2020年8月24日付けのお知らせで、中央研究院中国文哲研究所の「滴水空明」研究室が2020年7月に公開したデータベース「疾病感覚地図」が紹介されています。 「疾病感覚地図」は、中国・魏晋南北朝時代の小説集35作品と歴代の高僧伝4作品に記された病気に関する記述を検索・表示できるデータベースです。記述に含まれる病人の本籍等に基づいて地図上に記述のマッピングを行った「疾病地図」や、記述を時系列に沿って整理した「疾病事件」、キーワードやカテゴリーから記述を検索できる「資料庫検索系統」等のコーナーが含まれています。 また、記述の内容にあわせたタグ付けによる整理も試みられており、例えば魏晋南北朝時代の小説集に記された記述には「心身」「情感」「生死」「命運」「徴兆」といったタグが用意されています。 [Publication & Launch] “Mapping
2019年10月5日、島根大学附属図書館のラーニングコモンズにおいて、同館の学生ボランティアである島根大学図書館コンシェルジュにより、読書会「ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)」が行われます。 ABDは、「1冊の本を参加者が分担して読んで内容を共有した後、参加者同士がグループで対話(ダイアログ)を行うことによって、本の内容の理解を深めたり新たな気づきを得ることができる」読書会で、今回の本は『10年後の仕事図鑑 : 新たに始まる世界で、君はどう生きるか』(堀江貴文, 落合陽一著)です。 参加希望者は事前の申し込みが必要です。 新しい形の読書会「ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)」で『10年後の仕事図鑑』を読んでみませんか?(島根大学附属図書館,2019/8/27) https://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/2019082700027/
新華網の2019年7月17日付けの記事で、中国・北京の故宮博物院が新たに所蔵品のデジタルアーカイブ“数字文物庫”を公開したことが紹介されています。 記事によると、“数字文物庫”では所蔵品186万点余りの基本情報を収録しているほか、所蔵品約5万点の高精細画像を公開しており、今後も追加する予定とあります。 故宫推出“数字文物库” 公开5万件文物高清影像(新華網, 2019/7/17) http://www.xinhuanet.com/legal/2019-07/17/c_1124765610.htm Palace Museum unveils digital products for cultural promotion(新華網, 2019/7/17) http://www.xinhuanet.com/english/2019-07/17/c_138235021.htm 数字文物庫(故宮博物院
2019年1月2日、台湾国家図書館が、中国語・英語対照の図書館関連語彙リスト「図書館服務、資料、空間及設施設備双語詞彙」の修訂版を公開しました。 公共図書館における中国語・英語二言語での表示に資するため、専門の研究者の助力を得て作成されたもので、図書館サービス・資料・スペース及び施設設備に関する語彙が含まれています。 「圖書館服務、資料、空間及設施設備雙語詞彙」修訂完成,敬請參考運用(台湾国家図書館, 2019/1/2) https://www.ncl.edu.tw/information_237_10202.html 圖書館服務、資料、空間及設施設備雙語詞彙[PDF:49ページ] https://nclfile.ncl.edu.tw/files/201901/444ca77d-ad2a-44ec-b87d-d91fe0db558b.pdf 参考: 台湾国家図書館、台湾関連資料のオンライン
2018年9月7日、査読登録サービスPublonsが、査読に関する現状を調査した報告書“2018 Global State of peer review”を公開しました。 調査では査読に関して学術コミュニティ内で直面している主要な課題を調査するとともに、米国・ドイツ・イタリア・スペイン・フランス・オランダ・スウェーデン・カナダ・英国・日本といった先進国と、中国・ブラジル・トルコ・インド・イラン・韓国・マレーシア・ポーランドといった新興国の比較・対照も行なわれています。 調査で得られた知見として、新興国の研究者が査読プロセスで過小評価されている、世界中の研究者により毎年査読に約6,850万時間費やされている、研究者が査読を行うのに平均19.1日必要である、編集者は自身の地理的条件から査読者を選ぶ(先進国の研究者に査読が偏る)、一流のジャーナルほど査読の文字数が多い、一流のジャーナルほど査読が
2018年3月22日、東京大学附属図書館が、「東京大学駒場図書館開館15周年記念誌」を発行し、同館ウェブサイトで公開しました。 ニュース(東京大学附属図書館) https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news ※「2018-03-22 「東京大学駒場図書館開館15周年記念誌」発行のお知らせ」とあります。 「東京大学駒場図書館開館15周年記念誌」発行のお知らせ(東京大学附属図書館) https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/komaba/news/20180322 参考: CA1856 – 近年の図書館史(単館史)編纂の傾向 / 長尾宗典 カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日 http://current.ndl.go.jp/ca1856
東洋文庫ミュージアムが、コスプレイベント等を主催する株式会社ココフリカンパニーと協力し、コスプレイベントを開催すると発表しています。 2018年4月10日、4月24日の試験開催を経て、6月17日に本開催されます。 通常、同館ではフラッシュ・ストロボは使用不可となっていますが、今回だけ特別に一部使用可能となります。その他参加にあたっては規約があります。 イベント参加には事前の申し込みが必要で有料です。 東洋文庫ミュージアム(Facebook,2018/3/19) https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1760615653961588&id=288267604529741 ココフリ at 東洋文庫(ココフリ) http://cocofuri.net/event-3/toyobunko2.html 参考: 三重県立図書館、「いいね!発
2018年3月15日、長野県松本市の信州大学中央図書館において、信州大学人文学部学部重点事業「「学知アーカイヴ」としての藩旧蔵古典籍」シンポジウムが開催されます。 藩旧蔵古典籍にかかわる4名の講師による講演、高島藩旧蔵古典籍の原本閲覧講習会、「学知アーカイヴ」のテーマに沿った意見・情報交換会が行われます。 入場無料で、参加のための事前予約も不要です。 内容は以下の通りです。 講演: 藩旧蔵古典籍の概要 白井 純氏(信州大学人文学部准教授) 高島藩「長善館資料」の概要とその移動経緯 嶋田彩乃氏(諏訪市博物館学芸員) 松代藩真田家伝来の典籍について 山中さゆり氏(松代文化施設等管理事務所研究員) 藩文庫の古典籍―古典の教授と典籍― 西 一夫氏(信州大学教育学部教授) 資料の見方と触り方: 高島藩旧蔵典籍の原本閲覧講習会 シンポジウム 司会(白井氏) 「学知アーカイヴ」としての藩旧蔵古典籍、シン
2018年2月15日、東京文化財研究所と国立西洋美術館は、2018年1月に美術館や博物館の展覧会カタログに掲載されている記事・論文等の書誌データ約5万件を「東京文化財研究所美術文献目録(Tokyo National Research Institute for Cultural Properties, Art Bibliography in Japan)」として、OCLCに提供したことを発表しました。 今回提供されたデータは、同研究所が1936年から継続してきた『日本美術年鑑』編纂事業等を通して、全国の美術館・博物館から寄贈された展覧会カタログ所載記事・論文の書誌データを再利用したものです。 これにより、展覧会カタログに収録されている記事・論文を、WorldCatやArt Discovery Group Catalogueから検索できるようになりました。現時点では1930年から2013年ま
2017年12月22日、「東京大学学術資産等アーカイブズリンク集」が公開されました。 同リンク集は、同大学のデジタルアーカイブズ構築事業の一環として、既にデジタル化され、一般公開されている東京大学の学術資産の「見える化」と各情報へのスムーズなアクセスのため作成・公開されたものです。 お知らせ(東京大学附属図書館 東京大学デジタルアーカイブズ構築事業) https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/archives-top#arv-news ※「2017/12/22 東京大学学術資産等アーカイブズリンク集を公開しました」とあります。 東京大学学術資産等アーカイブズリンク集について(東京大学附属図書館) https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/archives-top/dalink
国文学研究資料館が、2017年9月20日からはじまる、三越伊勢丹による江戸料理の再現・アレンジキャンペーンに協力したと発表しています。 キャンペーンに参加する三越伊勢丹の食品フロアの店舗が、江戸時代の料理本『豆腐百珍』『万宝料理秘密箱』等に記載されている料理(角飛龍頭、うずみ豆腐、糟漬卵、長崎鳥田がく等)を参考に商品を開発するにあたり、該当箇所の抽出、その内容の活字翻刻、現代文への翻訳、解説文の記載などの協力を行なったものです。 キャンペーン期間中、古典籍の原本画像と翻刻テキスト、現代語訳と各店舗のレシピ等を記載したフライヤーが、商品に添えて配布されます。 いま「江戸」料理をお手元へ 国文研と三越伊勢丹がコラボ! 9月20日から「江戸の味」を販売(国文学研究資料館,2017/9/14) http://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/201709
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く