メジャー/インディー問わずシーンの中で独自のスタンスを貫き、ベテランといってもいいキャリアを誇りながらも、前衛的な実験をも同居させる唯一無二のサウンドは多くのミュージック・ラヴァーから熱い支持をうけている。ロックのなんたるかを知り尽くしながらも常に新たなチャレンジを続ける彼等に共鳴したミュージシャンも数多い。 今回30周年を記念してその中から澤部渡(スカート)と佐藤優介(カメラ=万年筆)の2人が発起人となり、トリビュート・アルバムが完成した。カーネーションとほぼ同キャリアを重ねるベテランから、カーネーションと縁の深いミュージシャン、また現在のインディー・シーンを代表する若いバンドが多数参加。そして旧メンバーである矢部浩志(M11)、鳥羽修(M14)も参加している。カーネーションの幅広い音楽性や、シーンへの影響力の大きさが一目でわかる、豪華絢爛のコンピレーション・アルバム。