中国の大学入学試験は、9月に始まる新学期に向けて、7日から全土で始まりました。 北京にある試験会場の周辺では道路の通行が規制され、受験生たちが保護者や応援のボランティアに見守られながら会場に入っていきました。 中国の高等教育機関への進学率は2023年、60%余りと、10年ほどの間におよそ2倍に上昇しました。 特に最近は、景気の減速による若者の就職難などを反映して、就職に有利な大学を目指す競争が激しくなっています。 一方、中国教育省によりますと、ことしの出願者は1335万人と、過去最多だった去年より7万人減っていて、中国メディアは少子化に加え、外国留学などの増加が背景にあるという見方を伝えています。 受験生は「毎晩遅くまで勉強してきました。あまり緊張しなければ問題ないと思いますが、少しだけ緊張しています」と話していました。 受験生の母親は「よい結果を出せるよう願っています。将来は公務員や弁護
