世田谷区議会本会議での委員長報告に対する意見や討論などの時間について、会派の人数に応じて割り振ることが十二日、区議会全員協議会で採択された。十八日に開かれる区議会臨時会から六月定例会までの間の議会運営委員会で正式に決定される見通し。少数会派にとって意見・討論時間が制限されることになるため、少数会派の議員からは「議員の義務が果たせない」と反発の声が上がっている。 (宮畑譲) これまで、同区議会本会議で各委員会の議案をめぐる委員長報告への意見・討論や請願をめぐる意見などは会派の人数に関わらず一会派十分となっていた。正式に決定されれば、一会派十分を上限に、二分三十秒に会派所属の議員数を掛け、一分未満は切り上げる。自民、公明など四人以上の会派は今まで通り十分間できるが、三人会派は八分、二人会派は五分、一人会派は三分に制限される。 自民党世田谷区議団の山口裕久幹事長は「これまでは議員数の多い会派も少