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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp (229)

  • 論文の「引用」と著作権法:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    9月25日の学習院、僕の批評研究ゼミで、「引用」と著作権に関する講義を行いました。 以下、そのレジュメです。なお、引用した宮大人氏の論文を、改変して例とした部分については宮氏の許諾を得ました。 2013.9.25 マンガ・アニメーション批評研究ゼミ 論文の「引用」と著作権法 夏目房之介 1)論文の引用例 宮大人「昭和50年代のマンガ批評、その仕事と場所」より 「ぼくら」にとって、「日常性をとび越える」ことは、目の前にある「日常性のリアリティー」から逃れることではなく、それを通過したその「向こう側」にしかありえない、という認識を与えてくれたのは「青年まんが」であった。しかし、1970年代に入ってからのそれは「日常性を切り捨て、ひたすらロマンの自閉の道を目指した、小池一夫、梶原一騎の原作」18)の方向と、「何をやっても先がみえてしまっている、日常の枠からとびだしてみせることの困難さを知っ

    論文の「引用」と著作権法:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 【違法ダウンロード刑事罰化】リッピングを私的複製の範囲外として違法化するのは時代に逆行した愚策だと思う:平凡でもフルーツでもなく、、、:オルタナティブ・ブログ

    小さい頃から時々疑問だった事、 たとえばこの時間は、この作業をしなさいと命令され、終わったと報告すると、次の作業を命じられ、結局いつ自分は解放されるんだ?と思った経験が幾度かあり、どれだけの仕事をいつまでにやれば終わりなのかちゃんと示して欲しいと思ったことがあります。 これって属している組織、集団の属性に大きく影響されると思うのですが、こういう指示・命令が繰り返されると、される側としては、どんどん仕事を押しつけされるならゆっくり、のんびりやったほうが良いや…と思うのでしょうし、制限時間一杯使ってのんびり仕事したほうが良いやってマインドに陥ることを止められないと思います。 わたしが経験してきた人生でも環境特有の要素もあるでしょうけど、結果として個々人が効率的、合理的という観点で結果を出していくという考え方より、安定的な雇用・契約環境との引き替えのために、とりあえず波風立てずに無駄な事も我慢し

    【違法ダウンロード刑事罰化】リッピングを私的複製の範囲外として違法化するのは時代に逆行した愚策だと思う:平凡でもフルーツでもなく、、、:オルタナティブ・ブログ
  • 『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    デヴィッド・ハジュー『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』(小野耕世、中山ゆかり訳 岩波書店)読了。素晴らしいです。460p2段組の分厚いなのに、次が知りたいのでページを繰るうちに読み終えてしまった。 地道な取材、インタビュー、当時の記事などを積み重ね、具体的に何が起き、誰が何を思い、話したかが、きちんと書かれているので、今まで漠然としていた50年代にアメコミをほぼ壊滅させてしまった(そのため、少なくともその直後にはスーパー・ヒーローのみが残った)バッシングの経緯がイメージできる。 取材の中心はコミックブックを制作した側、経営者、編集者、アーティストたちだが、バッシングした側(心理学者、政治家、ジャーナリスト、母親など)、その当時はほとんど発言の機会のなかった読者たち、あるいは読者ですらなかったが、焚書運動に参加した者たちの言説まで紹介し、その事態を多角的に描写し

    『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 内記稔夫さんが亡くなった:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    「現代マンガ図書館」を作られ、私費で貸を中心に膨大なマンガを保存整理され、日のマンガ研究に大きな貢献をされてきた内記稔夫さんが亡くなられた。 内記さんは、江戸っ子らしい気風の素敵な方だった。よく会場を手配してくれたマンガ史研究会では、いつも分け隔てない態度で若い人たちにも接し、気さくに何でも話してくれた。長い間、私財を投じてアーカイブを支えてこられた彼に手塚特別賞が贈られたときは、当に嬉しかった。でも、そのスピーチでも窮状を訴えられていたのが記憶に残る。もともとブックオフを狙った「著作権を考える会」の運動が失敗し、ついでみたいに一定程度の蔵を持つ貸し業に課金することになったときも怒っておられた。私設図書館は、貸屋さんなのだ。マンガ出版社は、恩人に仇で返すマネをしたといわれても仕方がない。あの時は休業することになった生き残りの貸屋がずいぶん出ただろう。悔しかったと思う。 いや、

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  • 佐藤秀峰『漫画貧乏』(PHP):夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    『ブラックジャックによろしく』『特攻の島』の佐藤秀峰が、雑誌連載では赤字になる状況の中で原稿料の不合理に疑問を感じ、出版社との交渉を繰り返し、ついに紙媒体の泥舟的先行きに悩み、自作を含むマンガの配信サイト「漫画 on Web」を立ち上げていくまでの悪戦苦闘を書いた。 http://mangaonweb.com/creatorTop.do?cn=1 こうした問題は、すでに竹熊健太郎がある程度まで単行で追求しているが、佐藤の原稿料、印税収入と支出の関係の記述はさらに詳細で、それ自体、ほとんど外に知られることのない貴重な資料である。たんなる感情論ではなく、きちんとした収支の数字と、それにもとづいた交渉および出版社の対応を描いている。これは、現在のマンガ製作現場を考えるとき、重要な資料になりうるだろう。もちろん佐藤個人の経験ではあるが、少なくとも彼や、彼より過酷な状況にいるマンガ家、プロダクシ

    佐藤秀峰『漫画貧乏』(PHP):夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • メビウスさん亡くなる:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    昨夜、知り合いの方からメールをもらいました。BDの巨匠、メビウス(ジャン・ジロー)さんが亡くなったと・・・。驚きました。そのときは確認が取れなかったのですが、今朝、あちこちから報告が入りました。パリ時間の10日朝だそうです。 数年前にお会いしたときも、調子はよくないんだとおっしゃっていたが。「太極拳はやってますか?」と聞いたら「今はやってない」というので「また始めるべきですよ」と軽くいうと「そうだね」と答えられていた。もちろん、ただの社交辞令だったが、じつは相当大変だったのかもしれない。でも、日にきてくれたんですね。ありがとう、メビウス。ご冥福をお祈りします。 http://animeanime.jp/news/archives/2012/03/bd_21.html http://d.hatena.ne.jp/izumino/20120311/p1 http://frenchcodebl

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  • フォントの二次利用制限が電子書籍の普及を阻害する?:エディテック:オルタナティブ・ブログ

    ブログ「日々の戯言をポツリポツリ。」のエントリーでフォントの二次利用(=商用利用)について書かれていました。 ●電書業界にフォントメーカーから冷水BUKKAKE祭り|日々の戯言をポツリポツリ。[2012-02-23] http://gainersanga.posterous.com/bukkake 上記ブログでは既知の問題についても書いてありますが、出版業界の片隅にいる者としておさえておきたい情報もありました。以下、備忘も兼ねて、フォントの二次利用(商用利用)に関する基礎知識としてまとめておきます。 ●商用フォントを使った印刷物等を販売できるかどうかは、そのフォントの使用許諾契約次第である →ニィス、ダイナコムウェアはライセンス対象外(ただし、追加料金を払えば利用可能)。新たにライセンスを取得する手間(およびコスト)が生じるので、商業印刷での使用は避けるべきと言われている。 ●電子書籍(P

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  • 著作権問題の解決策は北風か、太陽か:少しでもパラノイアになってみる:オルタナティブ・ブログ

    Minecraftの開発者であるNotch氏が、お金が払えないのでどうにかしてと言うのユーザの要望に関して、以下のように回答しています。 "海賊版で遊べよ。それでもし将来、ゲームを買うお金ができて、まだ僕のゲームが好きだったら買ってくれればいい。もちろん、罪の意識は忘れずにね" 非常に興味深い回答です。 日の出版社が自炊代行業社に対して"「自炊」代行2社にスキャン差し止め要求 東野圭吾さんら作家が提訴"にあるとおり訴訟を起こしています。また、音楽業界は以前に訴訟を起こしていました。Googleの電子化に関しても多くの出版関係者が異議を唱えました。著作権関係の問題は年々複雑化しています。動画の無断アップロードも絶えません。 確かに違法ダウンロードはいいことではありませんし、ゲームやアプリの開発費はコストはかかるため収益を上げられなけれ次回作も作れなくなります。また、電子情報はコピーと維

    著作権問題の解決策は北風か、太陽か:少しでもパラノイアになってみる:オルタナティブ・ブログ
  • 通勤ルートの無断変更にはリスクがあるって知ってる?:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:オルタナティブ・ブログ

    なんだかすごく基的な話ではありますが、自転車通勤が増えていることでちょっと感じたことです。僕自身も、気が向けば自転車で出勤しますし、徒歩で出勤する場合もあります。ただ、これは僕が経営者なのでリスクはもともと自分で背負っているわけで、同じことを会社員の方がやった場合には、自分でリスクを背負わないといけない、ってご存じない方がいらっしゃると聞きました。 入社以降、引っ越しをしていない人はほとんど忘れているかも知れませんが、通勤交通費の申請を出したと思います。通常、会社ではこれを「正」の通勤ルートとして認識していますし、申請書を保管しています。これに対して、通勤交通費を支払うわけです。 一方で、万が一通勤途中に事故に遭った場合は、労働災害保険、一般的に「労災」と縮めて呼ばれているのですが、それを申請してお金を支払うことになります。例えば通勤ルートで交通事故に遭った、あるいは駅で何らかの事故に遭

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  • 「ネットで犯罪自慢」はバカだからで済むのか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    ツイッターでカンニング成功を自慢する、ミクシィで飲酒運転を告白する、ブログで盗難を報告する――何だか週に1回ぐらいは「ネットで犯罪自慢」(そして炎上)というパターンを目にしているような気がしますが、そもそもソーシャルメディアに参加する人々が増加傾向にあるという点を別にしても、この状況に「なぜこんなことが続くんだろう?」という思いを抱いている方は多いのではないでしょうか。先日もこんな記事が注目を集めていました: ■ Twitterで犯罪自慢する勇者が絶えない4つの理由 (秒刊SUNDAY) 記事では「犯罪自慢」が絶えない理由として、以下の4つを挙げています: 他の人が犯罪自慢をして問題になったということを知らない 自分のツイートが見られていると思っていない そもそも犯罪だという自覚がない ちょいワルな俺カッコイイ的な風潮 これがMECEなまとめかどうかは別にして、恐らくそれほど外れたものでは

    「ネットで犯罪自慢」はバカだからで済むのか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 「夏目漱石財団」閉鎖についてのお知らせ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    2009年7月当ブログで、同年4月に設立されていた「夏目漱石財団(一般財団法人夏目漱石)」に対し、私は、同意いただいた親族とともに活動に反対する旨、ご報告いたしました。その後、財団の一部の方と連絡協議し、財団は活動停止状態になっておりました。 今回、2年の活動停止をもって、公式に財団閉鎖の手続きが終了したとのご報告をいただき、閉鎖事項証明書のコピーを入手いたしました。事情を知らずに財団に参加された方々にはご迷惑をおかけしましたが、ようやく正式に財団問題が解決したことになります。 この厄介な問題をともに解決していただいた財団の方、及びご協力いただいた方々に心よりお礼申し上げ、ご報告させていただきます。 以下に、当ブログでご報告した記事と、関連情報のURLをご紹介します。ただ、知らずに財団に関わってしまった方々に、さらにご迷惑をおかけしたくないので、ここではコメント欄をカットして転載いたします

    「夏目漱石財団」閉鎖についてのお知らせ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • iPhone4Sだけじゃない!iPadのiOS5も素晴らしい!:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:オルタナティブ・ブログ

    iPhone4Sが3日間で400万台売れたとか。もう、この勢いは止まりませんね。で、そんな華やかな情報の影で、なにげなく埋もれてしまっているのがiPadなんですが、こちらの進化もすごいんですよね。何より体感速度が速くなったのが素晴らしいのですが、こちらはちょっと説明しづらい。 で、iPhone4Sにはない機能。キーボードの固定解除と分割です。設定>一般>キーボードで、分割できるように設定しておけば、キーボードを分割することが可能です。右下のキーボードのマークを右にスライドすると、「固定解除」と「分割」という文字が現れます。それぞれの箇所に指をスライドさせるだけで、固定解除または分割できるんですね。 固定解除というのは、次の写真です。 キーボードが画面下から、中間地点に移動していますね。「こんなのますます打ちづらいじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、固定解除の理由は、そこではないん

    iPhone4Sだけじゃない!iPadのiOS5も素晴らしい!:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:オルタナティブ・ブログ
  • ルールは無用:むささびの視線:オルタナティブ・ブログ

    最近、電子書籍のセミナーなどで話す際に取り入れている話題が、「ルールは無用」ってな話だ。 電子書籍が売れないという話は、ここでも何度かしている。大手出版社が出したものでも、数10冊しか売れない。100冊くらいはざらで、1000冊を越えればそれなりのヒット作だなんて話しもよく聞く。もちろん、2万冊、3万冊と売れている電子書籍もあるけれど、まだまだ少数だ。 そんな情況なので、さまざまな工夫をしながら電子書籍のビジネスに関わっている。単品売りではなく、マーケティングツールとして活用し市場には無料で配るであるとか、新たな電子書籍ならではの広告のありかたを模索するとか。電子書籍ビジネスの実現方法も工夫が必要だと思っている。電子書籍は出版してもあっと言う間に埋もれてしまう。その理由の1つは、全国のリアル書店にある、平台にあたるような露出場所がほとんどないからだ。なので、ネットの世界で継続的な露出をして

    ルールは無用:むささびの視線:オルタナティブ・ブログ
  • 『1Q84』電子書籍英語版、Amazon Kindle・Apple iBooks両方から近日販売開始:平凡でもフルーツでもなく、、、:オルタナティブ・ブログ

    Amazonに比べるとAppleがiBooksに気じゃない…という指摘も確かにそうかなと思うとことろもありますが、電子書籍の販売チャネルとして押さえておくのは必要かとおもいます。 国内の電子書籍ビジネスについて大手出版社の悲観的な見方が大勢を占めつつありますが、昨日もAmazonを利用した世界向けの出版について触れましたが、日発のコンテンツを海外に向け販売していこうという動きは確実に進んでいるという事例がここにもあります。 海賊版アプリで話題になった村上春樹さんの小説「1Q84」ですが、正規版と思われる電子書籍の欧米向けリリース準備が進んでいるようで(実際のところ1Q84についてはハードカバーも含めプリオーダーの状態のようです)、ごらんのようにAmazon Kindle StoreとiBookStore両方で予約受付中で、AppleのほうはiBooksの新刊案内などプロモーションも行わ

    『1Q84』電子書籍英語版、Amazon Kindle・Apple iBooks両方から近日販売開始:平凡でもフルーツでもなく、、、:オルタナティブ・ブログ
  • TumblrがTwitterを抜いた:ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦:オルタナティブ・ブログ

    米国ニールセンが9月11日に公開した2011年第3四半期のソーシャルメディレポートが面白い(日のニュースはここ) Facebookをはじめとしたソーシャルメディアの普及が進み米国内ではインターネットユーザの8割に到達したとある。スライドの4枚目には全世界のソーシャルメディアの人気順ランキングが記載されているが、1位Facebook、2位Blogger、3位Twitterで以下Wordpress、Myspace、Linkedin、Tumblrと続いて日で人気のあるSixApartTypepadが8位になっている。既に“終わった”とも言われているMyspaceがそれでもベスト5にとどまっているのに驚いたが、それ以上にびっくりしたのはTumblr。 その次の5ページ目にあるソーシャルメディア毎の滞在時間のグラフをではなんとTwitterを抜いて3位になっているのだ! スライド11にTumbl

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  • 欧州連合、音楽の著作権を50年から70年に延長へ:欧州の視点:オルタナティブ・ブログ

    欧州理事会は9月12日、音楽の演奏者と音楽出版社の著作権保護期間を50年から70年に延長することで可決した。これにより、加盟国はこの指令を自国法に反映させなければならない。 演奏者は若くしてキャリアをスターとさせており、50年では短いというのが推進派の主張。反対票を投じたのは、ベルギー、スウェーデン、ドイツなど8カ国。 現行法の下ではthe Beatles、the Rolling Stonesなどがそろそろ期限切れになる。BBCでは、StonesのMick Jagger氏やABBAメンバーの声も紹介している。

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  • 藤子・F・不二雄ミュージアムと川崎市市民ミュージアム:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    昨日金曜は、ゼミ生たちと研修遠足で、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムと川崎市市民ミュージアムを回った。当はゼミ合宿で、また青虫に行きたかったのだが、ドライバーと車の調達難やスケジュールが合わなかったりで、合宿はとりやめて「遠足」になった。藤子ミュージアムは登戸で、川崎ミュージアムは武蔵小杉なので、南武線で20分ほどで移動できる。 藤子ミュージアムは、ジブリ方式でローソンで入館時ごとのチケットを買う。午前10時からの回に入り、昼後移動。娯楽施設なので研究的にはあまり見所があるわけではない。Fさんの棚は面白かったが、残念ながらちゃんとそれぞれのが見えるようには展示されていない。原画が多いが、全体にそれほど面白いかというと、う~ん。 手塚記念館のような工夫もあまりなかったかな。図録もまだできてないし、ミュージアムショップでもさして買うものはなかった。学芸員のいない施設だろうから、資料を

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  • マンガ史関連の新刊二冊:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    重要なが二冊、立て続けに出た。 すがやみつる『仮面ライダー青春譜 もうひとつの昭和マンガ史』ポット出版 帯「石ノ森章太郎、ジョージ秋山、松零士、宮谷一彦、宮ひろ志・・・・・その渦中にいた『ゲームセンターあらし』のすがやみつるが綴る体験的昭和マンガ史」 ご存知の方はすでにいうまでもないが、すがやさんは僕と同じ1950年生まれで、ご同様にマンガ漬けで育ち、ムチャクチャ色んな場所で色んな人と交わり、おまけに驚異的な記憶力の持ち主である。当然のようにマンガ家になるべく石森章太郎のアシスタントをし、編集プロダクションで編集者をし、さらにジョージ秋山のアシにもなり、マンガ家となり、おまけに最近になって大学に入学、大学院まで進んで研究者としても活動している。そんな人のマンガ史+自伝が面白くないわけがない。何しろ、日のマンガが大きく変わった転換期に現場にいたのだ。マンガ史の史料としても貴重なはずだ

    マンガ史関連の新刊二冊:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 【[国際]電子出版EXPO】電子書籍が売れない、売れない言う割りには規模の大きい展示もあってビックリ:平凡でもフルーツでもなく、、、:オルタナティブ・ブログ

    「第16回 [国際]電子出版EXPO」が終了、第15回は約80,000名来場したらしいですが、今年はどのくらいの数字行くんでしょうね? 第15回 [国際] 電子出版 EXPO - eBooks(イーブックス)は、世界最大の電子出版に特化した専門展です。 - 第15回 [国際] 電子出版 EXPO - eBooks(イーブックス)は、世界最大の電子出版に特化した専門展です。 わたしも9日(土曜)の午後にお邪魔させてもらいまして、電子書籍が売れない、売れない言う割りには規模の大きい出展社さんがそこそこ居てびっくり、、というか感心してしまいました(苦笑) ちょうどこの「第16回 [国際]電子出版EXPO」の開催中にインプレスR&Dが電子書籍に関する市場規模をまとめた調査結果を公表、その中でこんな予測がなされています [電子書籍ビジネスに関する調査報告書を2冊同時発売]2010年度の電子書籍市場規

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  • 電子書籍は人間としての所有欲を満たせるのか:THE SHOW MUST GO ON:オルタナティブ・ブログ

    今の世の中の流れの中で書籍類の電子書籍化自体を止める事は多分出来ないんだろうなというコトは理解できます。これはCDが曲ごとのダウンロード販売に大きくシフトした事例を見ても、多分止まる事は無いんだろうと思います。不肖岩永も今から20年ほど前にまだ「マルチメディア」と称していた頃の世界の普及に携わってきた経験なんてのもあって、その頃から何れそうなるよねというコトは理解していました。 当時は技術的な観点の方がクローズアップされていましたが、今となっては市場全体がそういう流れにあるのだろうなというコトは理解しています。そんな事は百も承知。でも、それって楽しいことなんだろうか?そもそも楽しいって何なんだろうかってのを考える事があるんです。 手に入れることの意味 楽曲の話なんか正にそうですが、いまや欲しい物だけを手に入れる方法があるわけです。嘗てLPの時代からCDまでは、基的にアルバムと言う考え方が

    電子書籍は人間としての所有欲を満たせるのか:THE SHOW MUST GO ON:オルタナティブ・ブログ
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    copyright 2011/06/29
    自分は電子書籍で所有欲を満たせます。