とあるカウンター割烹にて。一見客らしきカップルが、一皿出てくるごとにスマホでカシャカシャと、料理が冷めるのも気にせず、写真を撮っている。周りの客もうんざり顔。ついには店主が、「写真はご遠慮ください」――。一億総ブロガー時代。食べ歩きの記録写真をフェイスブックなどのSNSにアップしている読者も多いだろう。以前ほどうるさくなくなったが、「撮影禁止」とうたう店も残っている。はたして店側の主張に法的根拠はあるのか。そもそも料理に著作権ってあるの? 弁護士の篠原一廣氏はこう言う。 「著作権があるかないかといえば、ありません。民法上も著作権の事例に挙げられておりませんし、芸術性はないという認識が一般的です。食べればなくなってしまいますからね」 では、撮り放題ということか。 「店が撮影禁止というのなら従わなければならないでしょう。客が暖簾をくぐった時点で、店との間には“店のルールにのっとり飲食の
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