出版取次大手のトーハン(東京・新宿)がファミリーマートとローソンの計約1万店への雑誌配送を終了することが19日分かった。対象店舗は雑誌の売り上げが少ない店舗を中心にコンビニエンスストア側と協議して決める。トラック運転手の時間外労働の上限が規制される「物流の2024年問題」の影響が出版業界でも顕在化している。トーハンは2025年3月に日本出版販売(東京・千代田)からファミマ約1万6000店、ロー
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富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回はシリーズ「出発点としての『鉄腕アトム』」最終回。初演出作で何を描き、そこにはどんな試行錯誤があったのか。演出家・富野氏の原点を探ります。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 前回「〈5〉「アニメにもこれだけのものができるんだ」」はこちら 再編集の経験がもたらしたもの もうひとつ『アトム』における富野の仕事として無視できないものがある。それは「再編集エピソードの制作」である。過去のエピソードのラッシュフィルムを編集し、多少の新作を加えたりしながらも、まったく新しいエピソードを作るというアクロバットのような作業のことである。富野はこのやり方で、第120話「タイム・ハンターの巻」、第138話「長い一日の巻」、第163話「別
――ガンダムシリーズには前年の『機動戦士Vガンダム』から継続しての出演でした。 関 それでいうと『Gガンダム』のあとの『新機動戦記ガンダムW』にも出ているので、3年連続なんですよね。その後、『機動戦士ガンダムSEED』にも出ているので、僕はあの頃の『ガンダム』によく出ている男なんです(笑)。 ――たしかに。 関 でも、子供の頃は『ガンダム』にはそんなにハマっていなかったんです。どちらかというとスーパーロボット系の作品が好きだったので、『ガンダム』はちょっと難しい印象があって。だから『Gガンダム』のオーディションを受けたとき、内容がスーパーロボットっぽかったので「やった!」と思いました。「必殺技を言ってるぞ!」って。「きっと俺にぴったりだ!」とテンションが上がったまま受けたのをおぼえていますね。ただ、そんなことを感じながらも「受かるわけない」と思っていました。 ――なぜでしょう? 関 その前
Published 2024/07/18 18:20 (JST) Updated 2024/07/18 18:27 (JST) ヤンマーホールディングス(HD)は18日、ロボットを題材にした自社制作のアニメ「未ル わたしのみらい」を、2025年春に地上波で放送すると発表した。主力製品である農機と若年層は接点が少ないため、関心を持ってもらい採用活動にも生かしたい考えだ。 未来からやってきたロボット「MIRU」が時空を移動しながら、さまざまな時代の人類と出会う物語。全5話のオムニバス形式で放送する。総合プロデューサーには「機動戦士ガンダム」シリーズの制作を手がけた植田益朗氏を迎えた。詳細は今後、順次発表する。
【株式会社講談社】《夏休み、小学生におすすめのイベント情報》科学の本「ブルーバックス」×科学技術館コラボ展で、サイエンスを楽しく学ぼう! YouTube100万人超「ヨビノリたくみ」スペシャル動画も科学技術館で7月26日から「誰でも読めるブルーバックス」をテーマとした特別展が期間限定でオープン。人気YouTubeチャンネル「ほんタメ」とコラボした動画も公開! 科学の本「ブルーバックス」×科学技術館コラボイベントが開催! 小社刊行の科学新書レーベル「ブルーバックス」と、今年で開館60周年を迎えた科学技術館のコラボレーションによるイベントを開催します。 ブルーバックスは、1963年に創刊されて以来、科学の楽しさを伝えることに専念し、これまで2000冊以上のラインナップを世に送り出してきました。その中でも、今回は「小学生からビジネスパーソンまでみんなが楽しめるブルーバックス」にフォーカスし、その
発端は、友人が拾ったアブラゼミ 子ども時代に熱中した「虫」だったけど 虫は「突然現れる」のではない 「#道路に落ちているセミを拾って木に戻す会」「#干からびそうなミミズを土に戻す会」――。身の回りの生き物のピンチを救うことを宣言するかのようなバッジが、人気を集めています。作っているのは「日本野虫の会」。子どもの頃からの虫好きが高じ「会」まで作った男性に、身近な虫との付き合い方を聞きました。 「戻す会バッジ」ユーザーの声聞き7種類 生き物のピンチを救うことを宣言するような文言と、シンプルな虫のイラストが描かれたバッジを作っているのは、虫にまつわる様々なグッズを手がけている「野虫の会」の、とよさきかんじさん(@panchichi3)です。関連の投稿をSNS発信するたびに「昨日助けた」「すでに入会しています!」など大きな反響を集めます。 日本野虫の会の#戻す会バッジに #路上のカマキリを草むらに
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こちらは「おとめ座(乙女座)」の方向約7億7000万光年先の渦巻銀河「UGC 9326」と「UGC 9327」の姿。画像に向かって下に写っているのがUGC 9326、上に写っているのがUGC 9327です。 【▲ 国立天文台すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「HSC」で撮影された“くらげ銀河”こと渦巻銀河「UGC 9326」(下)と「UGC 9327」(上)(Credit: 国立天文台)】 UGC 9326とUGC 9327は重力を介して影響を及ぼし合う相互作用銀河です。相互作用銀河のなかには潮汐力によって形が大きくゆがんだり、渦巻腕(渦状腕)が長い尾のように伸びていたりするものもあります。UGC 9326の引き伸ばされた渦巻腕は片方がUGC 9327の方向へ、もう片方がその反対側へ尾のように伸びていて、2つの銀河を合わせた姿からはどこか生物的な印象を受けます。 この画像は国立天文台(NA
失われた技術 設備がなく、技術者も引退 迫るタイムリミット 6500メートルの深海まで人を乗せて潜れる「しんかい6500」。重要部品をつくる技術が、今の日本にはもうない――といった趣旨の投稿が話題になりました。この情報は本当なのでしょうか。しんかい6500を運用している海洋研究開発機構(JAMSTEC)に話を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 失われた技術 「しんかい6500」はその名の通り、6500メートルの深さまで潜れる有人潜水調査船です。 1989年に三菱重工によって建造され、就航以来、1700回以上の深海調査を行ってきました。 水中では10メートル潜るごとに1気圧ずつ水圧が増していくため、深海6500メートルでは、1平方センチメートルあたり、約650キロもの力がかかることになります。 自衛隊や米軍が運用する軍用の潜水艦でも、この水圧にはとても耐えられません。 その
たくさん日用品のぬいぐるみを作って、生活感が増してきた私のアトリエ。でも、まだ何か足りない。 やはり台所のあのくぼみには、コンロが必要だ。 コンロの必要性 いつも制作しているアトリエでは、日用品や家電がほぼ無い。住んでいるわけでは無いので生活に支障はないが、あまりにも生活感がなく、落ち着かないのだ。 以前記事にもしたが、アトリエに生活感を出すために電子レンジのぬいぐるみを作った。 だいぶ生活感が出た。洗剤なども全てぬいぐるみ でもやはり、あのくぼみにはコンロがあるべきなんじゃ無いか。あそこに電子レンジを置いたことによって、謎のケータリング感を醸しているのがすごく気になっていた。 開き直って、ここを机にしようと思ったこともあったが、カフェのソファ席のような、絶妙に不便な高さであった。 落ち着かず、結局すぐにやめた やはりこのくぼみはコンロの居場所だ。コンロのためにわざわざ一段下げて用意されて
セル・ストレッチャーからバイオプリンターまで、研究者たちは「レゴブロック」でさまざまな実験装置を手作りしている。多くの成果は公開され、科学をより身近なものにするために役立っている。 by Elizabeth Fernandez2024.07.09 9 この記事の3つのポイント レゴを使って安価な実験装置を製作する研究者が世界中に存在する レゴ製の装置には細胞引き伸ばし器やクロマトグラファー、顕微鏡も 設計図は一般公開され、科学の発展に役立っている summarized by Claude 3 エティエンヌ・ボールターは、ある朝、「レゴ・テクニック」(実際に動くギアボックスやホイールなどの部品を組み立てて、本物のような車両や飛行機、建設機械などを作れるレゴの一連の製品)の掘削セットを腕に抱えて、フランス・ニースのコートダジュール大学の研究室に入っていった。彼の計画は単純だが野心的なものだった
11日午後、岩手県宮古市の中学校で、硫化水素を発生させる理科の実験を行った複数の生徒が相次いで体調不良を訴え、3人が病院に運ばれました。消防によりますといずれも意識はあるということで、警察が詳しい状況を調べています。 11日午後1時半すぎ、宮古市の宮古西中学校から「理科の実験で体調不良者がいる」と消防に通報がありました。 宮古市教育委員会によりますと体調不良を訴えたのは中学2年生の生徒17人で、このうち頭痛や吐き気を訴えた男女3人が、病院に搬送されました。 消防によりますと3人はいずれも意識はあり、命に別状はないということです。 宮古市教育委員会によりますと、11日は2年生の理科の授業で硫化水素を発生させる実験をしていて、実験中は教室の窓を開け、扇風機を回して換気をしていたということです。警察などが実験の状況や体調不良の原因などを詳しく調べています。 宮古市教育委員会は「薬品の管理も含めて
富野由悠季監督(撮影/河嶌太郎) この記事の写真をすべて見る 「ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督(82)が、今年アニメ業界歴60周年を迎える。その60年のキャリアの中で、一つの集大成とされる作品がある。1988年の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だ。 【写真】お値段「4億円」! ガンダム世代の設計者が開発した「モビルスーツ」風の搭乗型ロボット 「逆襲のシャア」は、今や国民的キャラクターとも言えるアムロ・レイとシャア・アズナブルが登場する「機動戦士ガンダム」から続く物語の最終作で、今でもガンダムファンに愛され続ける名作だ。映画としての評価も高く、「新潟国際アニメーション映画祭」をはじめとする映画祭でこれまで何度も上映されている。 かつては「人口爆発」が予想されており、それを背景にスペースコロニー構想がまことしやかに叫ばれていた。スペースコロニーを舞台にした「ガン
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米ミシガン大学に所属する研究者らが発表した論文「Factorized Diffusion: Perceptual Illusions by Noise Decomposition」は、人間の知覚に錯覚を引き起こすような画像を生成する手法を提案した研究報告である。 この手法の特徴は、画像を複数の成分に分解し、それぞれの成分を異なるテキストプロンプトで制御できる点にある。例えば、画像をガウシアンフィルター(画像のノイズを軽減するために使う画像処理フィルター)によって低周波成分と高周波成分に分解し、低周波成分には「人物の写真」、高周波成分には「動物
輸入レモンは危なくない。古い情報に惑わされないで[食の安全と健康:第16回 文・松永和紀] 公開日: 2022年4月25日 私たちの素朴な疑問 Q. 輸入レモンは農薬がたっぷりで危ない、と聞きました。農薬を洗って落とす方法を教えてください。 A. 危ないという情報は非常に古くて、科学的根拠がありません。そもそも、農薬がそれほどの量、残っているわけではありません。 インターネットで輸入レモンと検索すると、危ないという情報が大量に出てきます。防かび剤が、ワックスが、それを落とす方法は……。この“危ない”話、実は1970年代から流れている古い古い情報なのです。実際のところは真実からかけ離れています。そんな古い話をそのまま信じるのですか? 解説しましょう。 安全性は、残留基準ではなくADIで考える 作物は栽培時に農薬が使われます。ただし、一部の農薬成分はくだものやじゃがいもに限定して、収穫後(ポス
自身がアニメファンだと考える人は、好きな作品があったり、尊敬するクリエイター、アーティストがいたりすると思う。人によっては、好きなスタジオがあり、そのスタジオが制作した作品は全て視聴している、そんな人もいるだろう。その際、クレジットでクリエイターをチェックするだけでなく、このクリエイターは特定のいくつかのスタジオが制作した作品でよく名前を見るなあだったり、こことここのスタジオはよく協力して作品を作っているなあだったりと気付くかもしれないが、このようにスタジオ間の関係に強く影響を与える、スタジオの系譜を知っている人は意外と少ない。 アニメ業界はよく村社会と言われる。これは、他業界に対して情報が閉じているという特徴があるだけでなく、有名スタジオに在籍していたクリエイターが独立して新たなスタジオを作り、さらにそのスタジオの在籍者が新たなスタジオを作る…ということを繰り返して成長した産業であり、人
富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回はシリーズ「出発点としての『鉄腕アトム』」第2回。初演出作で何を描き、そこにはどんな試行錯誤があったのか。演出家・富野氏の原点を探ります。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 前回「〈4〉演出・脚本デビュー作で描いたもの」はこちら 原作エピソード「青騎士の巻」 富野によるオリジナル脚本の4作を並べてみると、原作のエピソードをアニメ化した第179話「青騎士の巻 前編」、第180話「青騎士の巻 後編」を富野が手掛けたことが非常に自然な流れとして見えてくる。というのも、オリジナルの4作と「青騎士」は深いところでの共通点が感じられるからだ。富野は「青騎士の巻 前編」で脚本・演出、「青騎士の巻 後編」で演出を担当している(後編の
富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「出発点としての『鉄腕アトム』」。初演出作で何を描き、そこにはどんな試行錯誤があったのか。演出家としての原点を探る。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 富野由悠季は、どのようにして演出家としてのスタイルを確立したのか。 例えば自伝『だから僕は…』に収録された高校時代の短編小説「猫」や、大学時代に執筆した脚本「小石」を読んでもそこに「富野らしさ」を見つけることは可能だろう。あるいははもっと遡って、中学校時代に描かれた架空のイラストの中に、架空の小田原飛行場を描いた俯瞰図があることを取り上げ、飛行機単体だけでなく運用のための仕組みにまで想像力が及んでいることと、『機動戦士ガンダム』におけるリアルなメカ描写を
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