2日の東京株式市場で、ホンダの株価が終値でもトヨタを上回った。終値での逆転は、2006年6月にホンダが株式分割して以降では初めて。トヨタが大規模リコール問題の逆風にさらされていた今年2月には、取引時間中に逆転されたことがある。 [フォト]トヨタと真っ向勝負 ホンダのエコカー戦略 両社とも急激な円高による業績圧迫懸念で株価も低迷しているが、ホンダは新興国の二輪車販売が好調な一方、トヨタは稼ぎ頭の米国の新車販売が落ち込んでいることが嫌われているようだ。 終値は、ホンダが52円高の2859円に対し、トヨタは7円安の2850円で、9円の差を付けた。トヨタは前日の1日に一時2806円を付け、年初来安値を更新。株式時価総額も2月以来の10兆円の大台割れとなっている。ホンダは7月6日に付けた年初来安値の2470円から約400円上昇し、時価総額は5兆円台に乗せている。 米国で1日発表された8月の新