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ブックマーク / sour10.blog115.fc2.com (5)

  • プリン味サワー 「復讐」と「友情」は水と油かもしれない

    「よつばと!」の2巻を久々に読み返したら、このコマが目に留まりました。 (「よつばと!」2巻・56ページ) 主人公の女の子・よつばが復讐ごっこをするエピソード「よつばと復讐」のオチの2コマです。 ギャグとして描かれているけれど、「復讐は何も生まない」というセリフは的を射ているのではないか? そう思ったので、持っている作品で「復讐」が作中のテーマの1つになっているものを探してみました。 すると、ヒゲの大男の彼(ジャンボ)の言うとおり、 復讐を完遂して喜んでいる作品が見当たらないんです。 それどころか、復讐をやめようとしている作品すらありました。 どちらも「復讐が存在理由」なのに「復讐が最終目的でなくなってしまう」とでも言えばいいのでしょうか。 これは自分の持っている漫画の中で少年漫画の割合が高いのも関係しているんでしょうけど、「最終目的」が少年漫画で言う所の友情によって「復讐の先」まで延長し

  • プリン味サワー 「バッドエンド=駄作」ではないと思う

    書きたいことが見つかるけど上手くまとまらずに断念する、ということがよくあります 今回もその状態に陥りそうだったんですが、偶然にも今日読んだ(というかやっと読めた)「月光条例」7巻の1コマが丁度書こうとしていた記事のテーマに沿っていたものだったので書いてみることにしました 「フランダースの犬」を読んだ月光は、その結末に対して言い放ちます 「ガキに読ませるためのモンなんだろが。これから大人になってくのにいろんな苦しさを味わってくガキによ。」 「それがけっきょく、死んでちゃダメなんだよ。」 月光を通して藤田先生は「子供に読ませるものなんだから「めでたし。めでたし。」で終わるのが道理だろう」と言い、バッドエンドを否定しています だから、藤田先生が最も嫌い(だと思われる)「マッチ売りの少女」も、この「フランダースの犬」も皆まとめて救うために「おとぎばなし」をテーマとした月光条例を「サンデーに戻ってき

    crea555
    crea555 2009/11/25
    “死”しか幸福への道が無い物語ってのはあって(「風狂い」とか「約束の夜へ」とか)、その名手たる藤田和日郎が「子供に読ませるものはそれじゃいかん」と“語らせる”ことの意味を解くのは相当面倒なですよ。
  • プリン味サワー 藤田先生のサイン会に行ってきました!

    世間ではコミケとやらで大盛り上がりしてるようですが、地方民の私には全く関係ない話です。 まぁ、近くに住んでても、執筆に協力してるわけでも、特別仲良くしてもらってるサイトの管理人さんがいるわけでもないので参加しなさそうですけど…って話をした後に言うのも変な話ですが、今日だけは地方民でよかったと思います。 藤田先生のサイン会があったからです! (念のため、「ちゃんとサインもらったよ」という証拠に特製ファイルの画像だけは貼っておきますw) ってことで、サイン会に参加した感想を書こうと思います。 当は画像を貼って参加してない人も楽しめるようにできたらよかったんですが、色紙に名前が入ってるので個人のプライバシーに関わるのと、あと私のもらったサイン画像を貼っちゃうと特定されてしまうのでw文章だけということにします。すみません。 (私のサイン画像だけはmixiの方で「友人まで公開」で貼ります。) 発売

  • プリン味サワー 〔短編集〕藤田和日郎「夜の歌」

  • プリン味サワー ロンドン、血に染まる。藤田和日郎「黒博物館 スプリンガルド」

    (周囲の反応を見るに「大人気」ってわけではないのかな、と思ってしまいます。みんな読もうぜ) そんな藤田先生、「からくり」終了後は舞台を青年誌に移して「邪眼は月輪に飛ぶ」を短期集中掲載。短い話でも変わらずに燃えを提供してくれました。 そしてなんとなんと、今回レビューする「黒博物館 スプリンガルド」はさらに舞台を移して、講談社のモーニングで連載されたのです! サンデーに戻ってきてほしい派(私含む)は軽く絶望したはずです。 あれ?からくり最終回の「新作を引っさげて近日登場予定」のアオリは一体?と。 しかし、そんな疑問や不安は編を読んで吹き飛びました。 「やっぱり藤田作品はいいなぁ」と思わされます。少年誌だろうが青年誌だろうが、小学館だろうが講談社だろうが、藤田先生の描く作品のアツさは変わらないのです!! とにかく読めばわかります。まだ未読の方、このレビューだけでなく他サイト様の藤田作品のレビュ

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