かつてTN戦争とまで言われ日本の二強メーカーだった日産! いまや国内販売台数5位にまで縮小してしまったワケ (1/2ページ) この記事をまとめると■かつてトヨタと日産の新車販売台数争いは「TN戦争」といわれるほど激しかった ■日産のプロダクトアウトに偏った戦略が経営難を招き車種縮小を余儀なくされた ■今日の日産は、歴史に学ぶのか、それとも歴史は繰り返すのか、まさに分岐点にあると感じる 昭和40〜50年代に勃発した「TN戦争」という覇権争い かつて日本の自動車市場を語るのに「TN戦争」という言葉があった。言うまでもなく、Tはトヨタ、Nは日産を示すもので、両社がフルラインアップ状態で全面的なライバル関係にあったからこそ生まれた言葉だ。 1970年代の東京モーターショーの日産ブース画像はこちら それほど互角なライバルだったのも今は昔。2021年度における国内での販売台数でいえばトヨタが約137万