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ブックマーク / gomadintime.hatenadiary.org (23)

  • コーエン兄弟がマイケル・シェイボンの"The Yiddish Policemen's Union"を映画化 - AztecCabal

    "No Country for Old Men"が楽しみなコーエン兄弟がマイケル・シェイボンの"The Yiddish Policemen's Union"asin:0007149824いうニュース。 原作はユダヤ人がアラスカに入植地を作る云々という背景設定をニュースで目にし、奇を衒っている感じがしてスルーしていたが、記事を読むと非常に面白そう。 The movie is set to be a noir thriller in the vein of Miller's Crossing. However, this is also an Alaska with a twist, as in the original book the state has been turned into a homeland for Jewish refugees displaced after the

    コーエン兄弟がマイケル・シェイボンの"The Yiddish Policemen's Union"を映画化 - AztecCabal
  • ジェノサイド研究と2つの実験 - AztecCabal

    スタンフォード監獄実験(SPE)やミルグラム実験をなぜ詳しく知りたいかと言えば、この2つの実験がジェノサイド研究において重要だからである。 そもそもミルグラム実験は、アドルフ・アイヒマンの裁判にインスピレーションを得て考えつかれたものだった。また、ハンナ・アーレント『イェルサレムのアイヒマン』ISBN:4622020092な憤激を巻き起こしたのは、アイヒマンを邪悪なモンスターとして描かなかったことが理由の1つとして挙げられている。*1 ほかには、ロバート・ブラウニング『普通の人びと』ISBN:4480857567、ダニエル・ゴールドハーゲン "Hitler's Willing Executioners"(『ヒトラーの自発的死刑執行人』)ASIN:0679772685った、いわゆる「ゴールドハーゲン論争」でも、私見では2つの実験に関連した人間観の相違に論争の中心がある。 ブラウニングは普通の

    ジェノサイド研究と2つの実験 - AztecCabal
  • "Can't Win with Them, Can't Go to War without Them" - AztecCabal

    このあいだのブラックウォーターの事件に関して、『戦争請負会社』著者のピーター・ウォレン・シンガーのレポート。サマリーから一部引用すると── The use of private military contractors appears to have harmed, rather than helped the counterinsurgency efforts of the U.S. mission in Iraq. Even worse, it has created a dependency syndrome on the private marketplace that not merely creates critical vulnerabilities, but shows all the signs of the last downward spirals of an add

    "Can't Win with Them, Can't Go to War without Them" - AztecCabal
  • マット・タイッビ「9/11陰謀論の望みゼロのバカさ加減」 - AztecCabal

    けっこう前に翻訳は終わっていたが、「9/11陰謀(自作自演)論なんてもう下火だろし、趣味がいいとは言えない内容なのでしまっておこう」と考えていた。しかし、kikulog - 11th of Septemberでもこの記事について何度か触れられており、出すこともそれなりに意味がありそうなのでアップする。上で書いたようにけっこうどぎつい内容なので、9/11をこうしたネタにされると不快な人は見ないほうがいいかもしれない。 タイッビの理屈は陰謀論の原理的な否定ではない(それは不可能だ)が、普通の人間にとってはこれで十分のはずだ。他方で「科学的」検証の方向だってあるが、素人はもちろんのこと、物理学者らにとっても片手間で扱えるような内容ではない。陰謀論者はこの点を理解していないように思う。 また、言うまでもないが、9/11調査報告書やNIST、FEMAの報告書を批判することは陰謀論の肯定を意味しない。

    マット・タイッビ「9/11陰謀論の望みゼロのバカさ加減」 - AztecCabal
  • フィッツロイ・マクリーン - AztecCabal

    ロリー・スチュアート(参照)の著書の書評を読んでいて、この名前に何度かぶつかった。wikipediaのエントリを読むとすさまじい経歴の持ち主だったので、そこから簡単にまとめておく。日語で言及しているページは見あたらなかったが、たぶん一部では有名なんだろう。 フィッツロイ・マクリーン サー・フィッツロイ・マクリーン(1911-1996)はスコットランドの外交官、兵士、冒険家、作家、政治家。イートン校、ケンブリッジ大を卒業すると、イギリス外交部に加わる。 当初、パリのイギリス大使館に配属されるが、退屈な仕事に嫌気が差し、モスクワへの転属を願い出る。マクリーンは39年末までモスクワに留まり、スターリンの大粛清の真っ只中に居合わせ、ブハーリンその他ロシアの大革命家の最期を知る。また、NKVDの追跡を振り切って、列車や徒歩でソヴィエト中央アジアへ入り込んでいる。 第二次世界大戦が始まると、マクリー

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    crow_henmi
    crow_henmi 2007/06/18
    ジェームス・ボンドのモデルといわれた人物について。
  • デイヴィッド・ハルバースタム死去 - AztecCabal

    もう一週間以上前の話になるが。取材へ向かう途中での交通事故死。ハルバースタムはまだ現役で活躍していたので、不慮の死が惜しまれてならない。 自分がハルバースタム作品で読んだのは、『ベスト&ブライテスト』、『メディアの権力』、『ザ・フィフティーズ』、『静かなる戦争』の4つ。『静かなる戦争』は他の3つと比較すると少し落ちると感じたが*1、他3つは最高と言わざるを得ない。あざといほどに的確なアネクドートによって補強される人物像。マクナマラ、バンディ、テディ・ホワイト、フィリップ・グレアム──その他挙げきれないぐらい多数──の魅力的なこと! その魅力的すぎるところが問題と言えば問題なんだが。 ともかく、ハルバースタムの友人だったリチャード・ホルブルックがワシントン・ポストで連載しているコラムで追悼文を書いているのを見つけたので、ざっと翻訳してみた。 リチャード・ホルブルックはクリントン政権の欧州担当

    デイヴィッド・ハルバースタム死去 - AztecCabal
    crow_henmi
    crow_henmi 2007/05/04
    ホルブルックによるハルバースタム追悼文。
  • イタリア-クロアチアの歴史論争 - AztecCabal

    イタリアとクロアチアのあいだで歴史解釈をめぐって論争が起こっている。 2月10日、第二次世界大戦時ユーゴスラビアで殺害されたイタリア人を記念する式典で、イタリア大統領ジョルジョ・ナポリターノが次のような演説をした。 「大波のような憎しみと流血を求める怒り、そしてスラヴの拡大計画が[...]民族浄化という邪悪なかたちで表出した」「フォイベの非人間的残虐行為は前世紀の蛮行の1つである」「われわれは沈黙していてはならない。イデオロギー的偏見と政治的盲目が原因で、真実を否定し、あるいは無視しようと努めてきた責任をとらねばならない」──記事から引き出せる演説の内容は以上のようなものだった。加えてナポリターノはユーゴスラビアによって処刑されたダルマチアのイタリア人ファシスト知事にメダルを授与した。 これに対し12日、クロアチアの大統領スティペ・メシッチは「あからさまな人種差別、歴史修正主義、政治的報復

    イタリア-クロアチアの歴史論争 - AztecCabal
  • Slavoj Zizek "Denying the Facts, Finding the Truth" - AztecCabal

    1/5のNew York Times、Op-edにジジェク! いやあ、ジジェクはこういうところに出していい人間なんだ……。ということで記念に翻訳してみたが、正直意味があんまりわからん(手押し車の小話>同じトリックのところとか、オチとか)。でも訳しちゃったので、載せる。 事実の否定から真実の発見へ By スラヴォイ・ジジェク イラク戦争のポップ・ヒーローを挙げるとしたら、その1人は疑いもなくムハンマド・サイード・アル=サハフ*1だ。この運のないイラクの情報相は、イラク侵攻のあいだ毎日行われた記者会見の場で、この上なく明々白々な事実すら英雄的に否定し、政府の公式路線に固執した。たとえ米軍の戦車が彼のオフィスからたった数百ヤードのところまで来ていても、バグダッドの通りを行く戦車を撮影したテレビ映像はハリウッドの特殊効果にすぎないと強弁し続けた。 度を超えたカリカチュアとしての行為によって、サハフ

    Slavoj Zizek "Denying the Facts, Finding the Truth" - AztecCabal
    crow_henmi
    crow_henmi 2007/01/06
    ジジェク!
  • イスラエルの選択肢 - AztecCabal

    (メモ書きフォルダを漁ったら書き途中のがいろいろ出てきたので、今週中に書けそうなやつは書いて片づけてしまおうと思う) ウリ・アヴネリがアヴィグドール・リーベルマンについて書いた記事"Lovable Man"には、イスラエルの採りうる政治的選択肢について、わかりやすい要約がある。 イスラエルは3つの願望のうち2つしか満たすことができない、そう古い金言にある。ユダヤ人国家であること、民主主義国家であること、地中海からヨルダンのあいだの全領土を保持すること、この3つのうち2つだ。イスラエルは全領土を保持したまま民主主義国家でいられる──だが、ユダヤ人国家であることはできない。領土を保持しユダヤ人国家でもいられる──だが、民主主義国家ではなくなる。ユダヤ人による民主主義国家であることもできる──だが、領土はすべて保持できなくなる。 これが建国のはじまりからイスラエルの政策の基礎になった。シャロンの

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    crow_henmi
    crow_henmi 2007/01/04
    リトル生存圏と最終的解決について。
  • よし、エゼキエル・オプションだ! - AztecCabal

    このエントリで書いたマット・タイッビの記事を1つ訳してみた。タイッビも悪乗りしてるし、完全に自分の趣味で選んだので、あんまり面白くないかも。やっぱ反9/11陰謀論のほうにすべきだったか…… キリスト教(というべきかわからんが)ネタなので、嫌な人は読まないように。 世界の終わり By マット・タイッビ 「さてと、どんな情況だったんだっけ? そうそう、アラブ人のファンダメンタリストの手によって、わたしたちが完全に絶滅されるってところだった。わたしの考えでは、こいつは8月22日に起こるはずだった。それに、とてもかしこい人たち、そう、わたしよりもずっとかしこい人たちだって、かなりの確率があると踏んでいたんだ。イランか、それとも中東の愉快ないたずら者の誰かが、思いきった動きに出て、みんなを煙に変えちゃうってね。だが、8月22日は過ぎ、こいつは起こらなかった。でもね……わたしがチップアンドディップを

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  • イラク研究グループ公式報告書、要旨の翻訳 - AztecCabal

    イラク研究グループ(Iraq Study Group)の公式報告書が発表された。文は全96ページ。大きく「現状評価」と「勧告」に分かれている。勧告は79点ある。一応ざっとは読んだ。 「現状評価」はよい出来で、有用。相当悲観的な内容を包み隠すことなく書いている。一方、「勧告」のほうは希望的観測が目立つように思う。2008年初頭の駐留兵力削減へ向けて、無理矢理なスケジュールを組んでいるところもある*1。あとで内容をもう少し検討するかもしれないが、ブッシュ政権の反応を見ると、個人的にはこの報告が重要視される見込みはあまりないと考えている。国外アプローチについては完全に無視されるのではないか。 要旨(Executive Summary)は訳したが、漠然としすぎて面白みはない。ともあれ掲載しておく。 The Iraq Study Group Report: Executive Summary イラ

    イラク研究グループ公式報告書、要旨の翻訳 - AztecCabal
  • CPA - 共和党バグダッド支部 - AztecCabal

    ワシントン・ポストの記者が書いたはだいたい紙に編集した抜粋が載る。上のリストで言うと、Shadid、Ricks、Chandrasekaranのだ。とりわけ、Thomas Ricksの"Fiasco"の抜粋前後編は相当の衝撃をもって迎えられた。 "In Iraq, Military Forgot Lessons of Vietnam" "'It Looked Weird and Felt Wrong'" だが、個人的にはるかに驚いたのはChandrasekaranの"Imperial Life in the Emerald City"の抜粋だった。どのぐらい驚くべき内容か、はじめの3分の1ぐらいを訳してみよう。 2003年4月のサダム・フセイン政権の崩壊後、イラク再建に向けたアメリカ主導の活動に参加する機会を求めて、変化を求めるプロフェッショナル、アラビア語を話せる学者、開発専門家、戦

    CPA - 共和党バグダッド支部 - AztecCabal
  • Iraq Study Group - AztecCabal

    共和党が中間選挙で敗北、ラムズフェルドがついに辞任し、後任にロバート・ゲイツが就いた。ロバート・ゲイツはイラク研究グループ(Iraq Study Group)のメンバーから国防長官に就いたということで、このグループの提案が今後のイラク政策のカギを握るのではないかと言われている。 イラク研究グループについて簡単に書いておく。イラク研究グループはベイカー委員会とも呼ばれる超党派的な諮問委員会で、イラク戦争について「独立した」評価と提案を行うことを目的としている。元国務長官ジェイムズ・ベイカー、元国務長官ローレンス・イーグルバーガー(ゲイツの後任)、元民主党上院議員リー・ハミルトン、元国防長官ウィリアム・ペリーが主なメンバーである(参照)。その経歴と性格からジェイムズ・ベイカーがグループを統轄しており、父ブッシュ流の「リアリスト」寄りの提案が期待されているようだ。 グループがどういう提案をするの

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  • アーサー・ネスレン「警報を鳴らせ」(追記あり) - AztecCabal

    第二次レバノン戦争の失敗以降、イスラエルのオルメルト政権の支持率は地に落ちていた。大統領、首相、閣僚、将軍らが汚職や犯罪で告発や捜査の対象になっていることも、この不人気に拍車を掛けた。世論調査でオルメルトのカディマや国防相アミール・ペレツの労働党は大幅に支持を失う一方、リクードやイスラエル・ベイテヌなどの右〜極右派*1が相当の支持を獲得した。首相にふさわしい人物としてベンヤミン・ネタニヤフ(リクード)が1位、アヴィグドール・リーベルマン(イスラエル・ベイテヌ)が2位となった。こうした状況下にあって、近いうちにオルメルトが何か手を打つことが予想されたが…… ということで、以下の記事を訳してみた。ウリ・アヴネリの"Ehud von Olmert"、ギデオン・レヴィの"Lieberman to Power"も面白かったが、以下のが読んだ中では一番目配りが効いていると思ったので。ちょっとロシア人差

    アーサー・ネスレン「警報を鳴らせ」(追記あり) - AztecCabal
  • イラン攻撃はあるか? - AztecCabal

    The aircraft carrier Eisenhower, accompanied by the guided-missile cruiser USS Anzio, guided-missile destroyer USS Ramage, guided-missile destroyer USS Mason and the fast-attack submarine USS Newport News, is, as I write, making its way to the Straits of Hormuz off Iran. The ships will be in place to strike Iran by the end of the month. It may be a bluff. It may be a feint. It may be a simple show

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  • トニー・ジャット ─ ブッシュの“有用な間抜け” - AztecCabal

    教えられるところ実に大なエッセイで、ちょうど自分が考えていたことに関連した点をびしびしついてくるので、読んでて仰け反った。例えば── いわゆるリベラル・ホークについて。俺もトーマス・フリードマンが嫌いだ。 ソ連の反体制派だったナタン・シャランスキーがなぜイスラエルの右派政治家になるのか。 冷戦史の重鎮ギャディスの(最新著書における)ネオコン的転回と、一方のバイナートのリベラル的書き換え。どちらも結論は変わらないようにみえる。つまり道徳的明晰さを堅持した対決姿勢で冷戦の勝利は得られた、というわけ。 ダルフールの記事を読みにいって驚愕させられた、伝統的にリベラル誌だった〈ニュー・リパブリック〉の右傾化(ネオリベ化というべきか)。 なぜ民主党は外交政策を共和党と差別化できないか。 というわけで訳してみたが、一般的に言うとそんなに面白くないかもしれない。 追記。注を追加したが、クリストファー・ヒッ

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  • イスラエル・ロビーについてのパブリック・ディベート開催 - AztecCabal

    ここでちょっとだけ触れた論文が引き金になって、毒々しい罵倒と(それなりに)白熱した議論を呼び起こしているイスラエル・ロビーについてのディベートが行われる。論文の簡約版を掲載したLondon Review of Booksが主催。参加者がすごすぎる。 シュロモ・ベン=アミ:バラク政権のイスラエル外相。キャンプデーヴィッド和平交渉に参加。 マーティン・インディク:AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)の調査部主任>中東問題では一番影響力があるとされるシンクタンクWashington Institute for Near East Policyの創設者>クリントン政権下でクリストファー国務長官の中東和平チームに参加。 デニス・ロス:外交官。クリントン政権下で中東和平プロセスの立案・推進に枢要な役割を果たす。 トニー・ジャット:歴史学教授。最近『戦後:1945年以後のヨーロッパ』ASIN

    イスラエル・ロビーについてのパブリック・ディベート開催 - AztecCabal
    crow_henmi
    crow_henmi 2006/09/04
    錚々たる顔ぶれなんだけど、プロ/アンチという視点でのディベートはパレスチナ問題においては不毛かと。
  • "What to Do in Iraq: A Roundtable" - AztecCabal

    Foreign AffairsのJuly/August 2006号に"What to Do in Iraq: A Roundtable"という興味深い記事が掲載された。4+1人の専門家がこれからイラクでアメリカは何をすべきかを論じた討論会である。以下は議論の要約。 "Seeing Baghdad, Thinking Saigon" まず、どの議論もStephen Biddleの"Seeing Baghdad, Thinking Saigon"を叩き台にして進められているので、まずこの論文を簡単に要約する。 数々の失敗を経たあと、現在のイラク政策をめぐる議論はヴェトナム戦争のアナロジーで語られるようになった。戦争賛成派は、ヴェトナムで学んだ対ゲリラ戦戦略その他をイラクでも適用すべきだと論ずる。反戦派は、アメリカはイラク人の「ハーツ・アンド・マインズの獲得」に失敗したのだから、撤退すべきだと結

    "What to Do in Iraq: A Roundtable" - AztecCabal
    crow_henmi
    crow_henmi 2006/08/10
    現今イラク情勢の処理に関して。コミュニティ内戦の様相を呈するイラク内部紛争におけるイラク化への危惧。
  • ブッシュ vs. カミュ - AztecCabal

    フォルダ整理していたら見つかった。ちょっと時期を逸している感はあるが、とりあえず。 しかしアブグレイブが露見したときは「これで何もかも吹っ飛ぶ(吹っ飛べ)」と思ったんだがなあ。"A few bad apples"の仕業ってことで逃げ切ったのか……。 ブッシュ vs. カミュ アルベール・カミュとマルコンフォールがアメリカの拷問政策について語ること By ピーター・ブルックス アメリカの「対テロ戦争」における拘留者の扱いをめぐる議論が加熱するなか、私が思い出したのはアルベール・カミュの小説「転落」、その卑屈な語り手の独白の鍵となる瞬間のことだった。語り手ジャン=バディスト・クラマンス──「さもしい時代のむなしき預言者」──は聞き手にマルコンフォールという名の中世の独房の話をする。マルコンフォールは「絶妙な寸法」の独房で、直立できるほどの高さはなく、身を横たえられるほどの幅はない。囚人は身を屈

    ブッシュ vs. カミュ - AztecCabal
  • 〈特異点〉wiki - AztecCabal

    チャールズ・ストロスによる〈特異点〉に関するwiki。やたらエフェクトの凝ったwikiだな。 〈特異点〉(Singularity)は1980年代にSF作家/数学者のヴァーナー・ヴィンジによって提唱されたコンセプト。数学や物理の特異点と区別するためにTechnological Singularityとも呼ばれる。 〈特異点〉とは、テクノロジーの幾何級数的進歩により、現今の人類では理解も予測もできない段階へ世界が到達する時点をさす。ヴィンジ自身の言をひけば「30年以内に、われわれは人間を超えた知性を生み出す技術的手段を得る。その後ほどなく、人類の時代は終わる」。このコンセプトは未来学者、SF作家に人気を博し、ムーアの法則を都合よく取り込んだりして、様々に発展させられた。 具体的にどのように〈特異点〉に到達するかは、AI説、ネットワーク知性説、アップロード説、ナノテク説、遺伝子改変したポストヒュ

    〈特異点〉wiki - AztecCabal
    crow_henmi
    crow_henmi 2006/07/10
    >〈特異点〉とは、テクノロジーの幾何級数的進歩により、現今の人類では理解も予測もできない段階へ世界が到達する時点をさす。