鳩山由紀夫前首相が、自身の資金管理団体の偽装献金事件をめぐって「東京地検に任意提出しており、コピーはない」と繰り返し国会答弁していた会計帳簿などのコピーを、鳩山氏側が実際は保管していたことが関係者の話でわかった。首相在任中の鳩山氏は、コピーがないことを、自身への疑惑の説明を避ける理由にしており、野党側は「虚偽答弁だ」と批判。開会中の臨時国会で議論を呼びそうだ。 複数の関係者によると、鳩山氏側がコピーを持っていたのは「友愛政経懇話会」の会計帳簿や関係資料。東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記載など)の容疑で捜査していた昨秋、団体側から2008年までの5年分が任意提出されていた。この際、鳩山氏の弁護側が、通帳や帳簿などの書類をコピーし、鳩山氏への捜査に備えて保管していたという。 一方、巨額資金の使途について国会で追及された鳩山氏は、手元に会計資料がないことを理由に説明を回避。今年1月
リニア中央新幹線の諏訪・伊那谷回りのBルート実現を目指す諏訪、上伊那両地区の期成同盟会は18日、国土交通省に久保成人鉄道局長を訪ね、同ルート採用を緊急要望した。Bルートは観光面や地域振興などで経済的波及効果が大きいとし、「国民全体にとっても大きなメリット」があると訴えた。 整備計画を検討する交通政策審議会の小委員会は20日の会合で、南アルプスを貫くCルートが「優位」とする費用対効果や経済効果の推計の報告を受ける。両同盟会はその前にBルートの「優位点」をアピールした。 会談は非公開。その後の取材に対し、上伊那地区は会長の白鳥孝伊那市長は「7分の遠回りで、将来的には日本海方面への新しいルートとして日本の発展に寄与できる可能性がある」と指摘、東海地震時の東海道新幹線の代替ルートとしても「(Cルートより東海地方から離れた)Bルートの方が優れている」と主張したことを明らかにした。 諏訪地区は副
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