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書評に関するcrowserpentのブックマーク (191)

  • 「まつろわせるもの」の隠蔽【書評】『思想地図 vol.1』川瀬貴也「まつろわぬもの」としての宗教【広告】 - umeten's blog

    キーワードは「世俗化」である。 論者の言葉によれば、「世俗化とは宗教をノイズとして処理することが冒涜的ではなくなる過程」ということになる。その上で、論者が前提として掲げる歴史をさらにさかのぼってみれば、宗教とは、政治であり哲学であり科学であった。だとすれば、「世俗化」とは何も宗教に限ったことではなく、「権威あるものをノイズとして処理することが冒涜的ではなくなる過程」と言うことができるのはないのか。 その視点に立ったとき、論で語られるものとはまた別の、あるいはまったく反対の答えが導き出されるのではないだろうか。 前提として示される教科書的なおさらいにおいて、論者は「宗教」という語が「非近代」の代名詞として機能していることを示し、近代とはまったく反対のものであるという視点から以下の論を進める。まず、戦後日の宗教受容について、敗戦直後の不景気時には「近代化」と一致したものとして消費され、高度

    「まつろわせるもの」の隠蔽【書評】『思想地図 vol.1』川瀬貴也「まつろわぬもの」としての宗教【広告】 - umeten's blog
  • id:umetenさんへのお返事 - ohnosakiko’s blog

    ※5/8、若干の加筆があります。 混乱の二重奏【書評】『アーティスト症候群』【広告】その1 - こころ世代のテンノーゲーム 混乱の二重奏【書評】『アーティスト症候群』【広告】その2 - こころ世代のテンノーゲーム をお送りしてからの10日近く、「いつ書評が出るんだろー。速水さんのを酷評してたからあのレベルは覚悟せねば」と毎日頻繁にumetenさんのとこを見てました。ということをご存知故かどうか知りませんが、トラックバックくらい送って下さい。 で、これまでネットでも紙媒体でも、共感、賛同、反発、批判を含めてさまざまな感想、書評を目にしてきましたが、手厳しい評ながらもっとも書の根幹のところに目を向けようとしている文章だと感じました。 真摯に受け止めて頂き、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ただ根幹に言及しようすることでかえって、umetenさん自身が「アートとは何か」と

    id:umetenさんへのお返事 - ohnosakiko’s blog
  • 岡田斗司夫氏の次の本『食べても太らない男のスイーツ』 - 伊藤剛のトカトントニズム

    このタイトルの意味は、エントリーを最後までお読みいただくと分かります(微妙に「釣り」ですw)。 オタクはすでに死んでいる (新潮新書) 作者: 岡田斗司夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04/15メディア: 新書購入: 17人 クリック: 634回この商品を含むブログ (170件) を見る 岡田斗司夫氏の新著『オタクはすでに死んでいる』をめぐって、激しく、しかし冷ややかな反応がそこここでなされている(たとえば「幻視球 : 自称オタキング逃亡事件」http://xn--owt429bnip.net/2008/05/otaking.php 「オタクは死んだ! そしてゾンビとなって岡田斗司夫に襲いかかる - かむかむごっくん」http://d.hatena.ne.jp/kossetsu/20080507/p1)のを横目で見てたんですが、そういえばオレ五年前に「オタクは死んだ」って書

    岡田斗司夫氏の次の本『食べても太らない男のスイーツ』 - 伊藤剛のトカトントニズム
    crowserpent
    crowserpent 2008/05/10
    新書刊行で「オタク is dead」が再燃してるみたいね。
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1237.html

  • 米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望 - macska dot org

    ここ数年、米国の宗教界でもっともめざましく支持を拡大している勢力は、無神論者の集団だ。進化科学者のリチャード・ドーキンスが書いた『神は妄想である』はじめ、クリストファー・ヒッチェンス『God Is Not Great (神は偉大ではない)』、サム・ハリス『The End of Faith (信仰の終焉)』といった書籍が続々とベストセラーになるとともに、無神論を掲げるグループが全国で結成され、若い人を中心に多くの支持者を集めている。 論で「無神論」と訳されている言葉は atheism だが、この語の来の定義は「神が存在しないと信じる」ことではなく「神が存在するという信仰を持たない」ことであることを考えれば、「無神論」ではなく「無宗教」と訳した方がより正確かもしれない。そこをあえて「無神論」と表記するのは、ただ信仰がなく宗教に無関心といったニュアンスのある「無宗教」という言葉では、新しい無

    米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望 - macska dot org
    crowserpent
    crowserpent 2008/04/25
    無神論者が陥りやすい教養主義の罠について。/この文章の主旨である「科学啓蒙主義への危惧」を読み取れない人が多いのに驚いた。そんなに分かりにくい視点なんだろうか。
  • 404 Blog Not Found:経済の「複素」像 - 書評 - 「お金」崩壊

    2008年04月17日20:15 カテゴリ書評/画評/品評Money 経済の「複素」像 - 書評 - 「お金」崩壊 集英社新書編集部より献御礼。 「お金」崩壊 青木秀和 すぐに書評したかったのだけどやっとAmazonでも発売が開始されたので。 経済、そして経済学に「なんだか騙されている」と感じている人、必読。 書、〈「お金」崩壊〉は、「確かに経済学者たちの言うことはつじつまがあっているのに、なぜそこに違和感が残るのか」を明快に説明してくれる一冊。弾流の言い方をすると「複素経済学入門」ということになる。 「お金」崩壊| 青木 秀和| 集英社新書|BOOKNAVI|集英社 私たちのお金はどこへ行ってしまうのか? 私たちが貯蓄する「お金」は公の借金返済に投入されている。しかし、それは返せる当てのない借金だ。もはや、「お金」には実体も価値もない。こんな社会からの脱却を呼びかける、新しい経済論。

    404 Blog Not Found:経済の「複素」像 - 書評 - 「お金」崩壊
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    crowserpent 2008/04/18
    貨幣の根本的な意味が分かってない。
  • 永山薫・昼間たかし編著『2007-2008マンガ論争勃発』

    永山薫・昼間たかし編著 『2007-2008マンガ論争勃発』 児童ポルノ禁止法(児ポ法)の改定をめぐって、政治の動きが活発になっている、っていうのはすでにご存知でしょう。日ユニセフ協会が児童ポルノの単純所持も罰則をつけさせるとともに、規制すべき児童ポルノ(子どもポルノ)の対象に漫画やアニメもふくめることを要求し、改定の現実味をおびた動きになっています。 ねらいの中心は単純所持の罰則化であって、アニメや漫画の規制は話題づくりにすぎないとかそういう話もあるんですが、ここでは規制すべき対象に漫画やアニメもふくめるということだけを、考えてみます。 この問題を考える上で、永山薫・昼間たかし編著『2007-2008マンガ論争勃発』(マイクロマガジン社)は参考になると思います。ってえらそうに書いてますけど、ぼく自身全然シロウトなので、このなんかで少々勉強したという話なんです。すいませんね。 この

  • 独身女性の性交哲学 / 山口みずか - plaisir.genxx.com

    Ricoh GX100 / Ikebukuro / Tokyo. ひさびさのセックス論。都立大(現・首都大)卒業後、性風俗業一で生き抜いてきて、30代後半にしていまだに現役という山口みずかさんの書いた『独身女性の性交哲学』を書評します。海岸沿いを歩きながら頬を風でくすぐられたような、実に爽やかな読後感が残る一冊。ネット上にまともなレビューがまだないようだし、週末なので、かなり長い記事を書きます。セックスの生々しい話も多くて、示唆に富んでいますよ。 私が風俗嬢という職業に魅力を感じたのは、女らしさを媚態していい男をゲットするという全人格を賭けての勝負をして、専業主婦になることを望まなかったからだ。中途半端にガリ勉で、男女平等を規範にしていたから、男性に養われること自体が、負けのような気がしていた。かといって、男性と同じ社会で肩を並べてばりばりやっていけるほどの能力も自信もない。バブルは弾け

  • 益田ミリ『結婚しなくていいですか。』

    益田ミリ『結婚しなくていいですか。』 不意打ちをくらう 要注意! サブタイトルが『すーちゃんの明日』となっており、著者の『すーちゃん』の続編にあたる作品らしいのだが、それは未読。 1話、2話、3話と読んだだけの段階で「うわーなんだ、このほのぼのとしただけのしょうもない漫画は」と思ってしまった。「すーちゃん」という35歳独身、カフェ店長のどうということもない日常がつづられているだけだったからである。 ところが、4話目に、すーちゃんの友だちでやはり40ちかい独身女性の「さわ子」が登場し、 「あたし、このまま ゆっくり老いていくのかな 老いていくのは 仕方ないけど、ただ、 セックスはしたい あたしのこのカラダを もっと謳歌しておきたい」 というセリフが入りドキリとさせられる。この文体はすでに「ほのぼの」ではない。この絵柄でこのセリフはひきょうだ。不意打ちである。男性の側から欲望の対象として消費さ

  • イヌに権利はあるか? - Something Orange

    動物の権利 (〈1冊でわかる〉シリーズ) 作者: デヴィッド・ドゥグラツィア,戸田清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/09/06メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 20回この商品を含むブログ (18件) を見る たとえば、ある男性が腹立ちまぎれにイヌをけっぽっているところを見かけたとする。たぶん、あなたは、ひどいことをする奴だと思うだろう。 あるいは、子供がネコをいじめているところを見かけたとする。あなたはその行為をやめさせようとするかもしれない。 一方で、そういう感情や行為すべてが偽善的であるという見方も成り立つだろう。動物は動物であり、人間と同じように扱うことは愚かしいという考え方だ。 はたしてどちらが正しいのだろうか? 書『動物の権利』は、この問題を真剣に考えたである。 完全に客観的見地からの研究書とはいえない。動物の権利を擁護する立場から書かれているか

    イヌに権利はあるか? - Something Orange
  • 佐藤雅樹「少女マンガとホモフォビア」 - に し へ ゆ く 〜Orientation to Occident

    id:nodadaさんが、1990年代前半に起きた「やおい論争」について触れたマンガ評論家藤由香里さんのエッセイをレビューしておられる。 腐男子じゃないけど、ゲイじゃないーコラム『HONEYの蜜×蜜日記』、藤由香里さんのやおい論争。 藤さんはね、まずはこう言うのです。このやおい論争における、表象暴力系の問題について「自分の好きな表現が一定の人を傷つけてしまう可能性があることを表現者は自覚し、そして自分の表現に責任を持ちつづけるしかない(ただし、気にしすぎると表現が出来なくなるのも事実だ)」と仰ってるんです。それはその通りだなと思います。そして、次には「ただ一ついえることは、生身の人間に自分のファンタジーを押し付けてはいけないということ!」と議論を展開していくんですね。 (中略) さて、藤さんはこの議論では「何がファンタジーで何がリアルなのか」ということをゲンミツに触れていませんが、

    佐藤雅樹「少女マンガとホモフォビア」 - に し へ ゆ く 〜Orientation to Occident
    crowserpent
    crowserpent 2008/02/05
    「ホモフォビア」の背後にあるのは「異性愛規範」である。/「既成の作品を、糾弾ではなく、『批評』していくこと」/関連:http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20060510
  • 二次創作は模倣に過ぎないのか?:岡本太郎が突きつけた挑戦状 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    先ほどの、OpenPostのエントリの最後に記すつもりだったのだけれども、書いているうちにエキサイトし、大幅に脱線してたので、別エントリとしてあげることにする。 芸術は、つねに新しく創造されなければならない。けっして模倣であってはならないことは言うまでもありません。他人のつくったものはもちろん、自分自身がすでにつくりあげたものを、ふたたびくりかえすということさえも芸術の質ではないのです。このように、独自に先端的な課題をつくりあげ前進していく芸術家はアヴァンギャルド(前衛)です。これにたいして、それを上手にこなして、より容易な型とし、一般によろこばれるのはモダニズム(近代主義)です。 今日の芸術―時代を創造するものは誰か - 岡太郎 私はこの言葉が好きだ。私と岡太郎が見ているところは異なるのかも知れないが、私はこの言葉をもって岡太郎が模倣そのものを否定しているとは思わない。岡太郎が

    二次創作は模倣に過ぎないのか?:岡本太郎が突きつけた挑戦状 - P2Pとかその辺のお話@はてな
  • コラム『HONEYの蜜×蜜日記』、藤本由香里さんのやおい論争。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない

    花恋 (カレン) 2008年 03月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 日文芸社発売日: 2008/01/30メディア: 雑誌 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見るごめんなさい、今回この雑誌に連載されているコラムについて言及したいのですが、実は立ち読みです。たぶん、記憶違いな言及はないだろうと思うのですが、一応先に謝っておきます。…でも正直1Pのために780円も使いたくないのです。。。 メンゴ! コラムの内容を簡単に説明すると、90年代に起きた『やおい論争』についてのもので ミニコミ誌『ジョワジール』に寄せられた佐藤雅樹氏のヤオイ批判から始まったこの論争を紹介した上で、腐女子に対して「現実の人間に自分達のファンタジーを押し付けてはいけない」と啓蒙するというもの。 で、その論旨はコラムで紹介されてる通りサービス提供終了のお知らせに論拠を得てるのだと思います。以下引用。 彼の

    コラム『HONEYの蜜×蜜日記』、藤本由香里さんのやおい論争。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない
    crowserpent
    crowserpent 2008/02/02
    「表現とゲイを完璧に分けることなど論理的に可能でしょうか?」関連:http://d.hatena.ne.jp/Ry0TA/20080202/1201956488 , http://d.hatena.ne.jp/nodada/20071208/p1
  • 進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    能はどこまで能か―ヒトと動物の行動の起源 作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見るブランバーグ「能はどこまで能か」は生得経験問題に少しでも興味を持つ人にはともかくお薦め。中でもトマセロやエルマンらのを好むような発達に興味のある人には必読。私はへの評価は厳しい方だと思うが、これは絶賛していい。能や生得性に関して思弁ではなく実証性から接近している素晴らしい。これでもう下らない進化心理学話に右往左往しなくて済む。 リドレー「柔らかな遺伝子」も生得経験問題を扱ったお薦めできるだが、それでも話が発生の域をあまり超えないので生得寄りな感じがぬぐえなかった。胚発生時の環境の重要性も扱われているとはいえ、この

    進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 『ジェンダーで学ぶ社会学』 - Something Orange

    ジェンダーで学ぶ社会学 作者: 伊藤公雄,牟田和恵出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2006/11/01メディア: 単行 クリック: 65回この商品を含むブログ (5件) を見る タイトル通りのである。昨年出版なのに、内容が妙に古くさくて困った。たとえば、「愛」について語った章にはこうある。 そもそも、一般的にいって、女性たちのほうにとくに、恋愛への深い関心があるのは否定できない。子ども向けのコミック世界にあっても、最近ではジェンダーの世界を越境するものもあらわれたとはいえ、典型的には、男の子向けには怪獣ものから始まってスポーツ根性ものなどいろんなジャンルがあるのに対し、女の子向けは恋愛をストーリーの中核にしたマンガがほとんどだといっていい。 いやいやいやいや、それはないでしょ。 いまどき、「女の子向け」の漫画だって、「男の子向け」に匹敵するくらい色々なジャンルがあるし、そもそも

    『ジェンダーで学ぶ社会学』 - Something Orange
    crowserpent
    crowserpent 2008/01/31
    「ジェンダー問題を語る論者が、ときにいつの社会でも普遍的にある『男らしさ』『女らしさ』の規範が人間を縛っていると信仰しているように見えるのはなぜだろう?」
  • あなたのクィアがわたくしを動かす - FemTumYum

    わたしが探求したい晩年の経験とは、不調和、不穏なまでの緊張、またとりわけ、逆らい続ける、ある種の意図的に非生産的な生産性である(28-29) [rakuten:book:12244124:detail] まだ一章を読んだだけなので全体について何が言えるわけでもない状態で、文脈も何も滅茶苦茶な自由連想みたいな話で恐縮なのだけれども、このに出てくる「晩年のスタイル」は、わたくしには圧倒的に「クィア」なものとして響く。それは、「クィア」の学術的な、あるいは政治的に有効な定義にかかわるのではなく、むしろ、わたくしにとってクィアという語が含み持つ感覚、あるいは誤解を恐れずに言えばわたくしにとってその語のいわば「原型」を形作った二人の人物に、かかわっている。 この章を読んだのがクィア学会立ち上げ大会直後だったこともあるのかもしれない。「晩年」についての記述を読みながら、雑務に追われる中でこころの片

    あなたのクィアがわたくしを動かす - FemTumYum
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    crowserpent 2008/01/31
    「その人の何かが、わたくし達が『この世界』を認識するために使っている何かからはみ出していて、その人はそのはみ出した部分を決して誤摩化そうとしていなかったのだ。」
  • イリガライとオート・エロティシズム:やおい論をめぐって - FemTumYum

    小谷真理、「腐女子同士の絆―C文学とやおい的な欲望」、『ユリイカ 総特集BLスタディーズ』(2007) Vol.39-16、26-35. BLスタディーズってちょっとタイトルに偽りありではと思うほど、「論文」系の分析は圧倒的に少ない。『ユリイカ』ってこんな感じだったっけ?いやまあそれはともかく、小谷氏の上記論考。書き流してるなあ、と言う気もする。逆に言えば、書き流しでもこれだけのものが書けなければいけないということなのだろうけれども<わたくしにはとてもとても無理。 こちらがBLを全然知らないので、小谷氏のこの論考が「やおい分析」としてどの程度正しく、どの程度展開の可能性があるものなのかわからないのだけれども、それとは別方面から気になるのが、タイトルのC文学、あるいはC感覚をめぐる箇所。ただ、小谷氏の著作をちっともフォローしておらず(恥)、このC感覚というのが小谷氏がかねてより提示なさってい

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    crowserpent 2008/01/31
    小谷真理氏の「象徴界を突き抜けたところにある女性性」を想定した「やおい論」への疑義。
  • macska dot org » Blog Archive » わたしは左翼であるのかないのか、あるいは経済学をこのブログで取り上げる理由

    最近、このブログのコメント欄や別ブログの方でちょっとくだらない議論をいくつかやってしまったのだけれど、その中でわたしのことを「左翼」と決めつける人がいたり、また別の人が「左翼とは思わない」と書いたりと、わたしの政治姿勢そのものが議題となった。また、どちらのブログにおいても経済学に関連した話題を取り上げることが最近増えており、なぜフェミニズムやセクシュアリティなど社会的公正の問題を中心的に扱っているブログにこうして経済学の話が頻出するのかと疑問に思っている人もいるのではないかと思う。来わたしがどういう思想の持ち主であっても言っている内容を議論するのに関係ないだろうとは思うのだけれど、左翼フェミニストだから云々と「隠れた意図」まで想像されてあれこれ言われているようなので、今回はそのあたりを以前にも軽く取り上げた Thomas Sowell『A Conflict of Visions: Ide

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    crowserpent
    crowserpent 2008/01/29
    「進歩的」=「非束縛的」価値観は、自らの「正しい目的」を押し通すことの傲慢さに気付けない。関連:http://toriyamazine.blog100.fc2.com/blog-entry-31.html
  • "Evoution for Everyone" Review 進化論の楽しさと威力、そして宗教との共存

    進化論の楽しさと威力、そして宗教との共存 David Sloan Wilson, Evolution for Everyone: How Darwin's Theory Can Change the Way We Think About Our Lives (Delacorte Pr, 2007) (『一冊の』2007 年 7 月号 pp.26-7) 山形浩生 要約: 進化論が実に単純な発想であること、それでもいまだに各種の分野に驚くほどの成果をもたらしつつあることを楽しく語った入門書。それは閉じた学問の世界を開く発想でもある。そして進化論者が往々にして嫌う宗教も、進化論的な有利さがあって発達してきたものであることを理解すれば、むげに嫌うこともない。その有用性を認めて評価し、適当に調子をあわせせてやれば共存の道はある、と著者は述べる。が、科学は共存を許しても、宗教の側はそんな功利主義的で

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    crowserpent 2008/01/23
    「超自然的なもの(自分より高いものへの帰依)は宗教には不可欠だし、だからこそ宗教と科学の対立がある」。関連:http://d.hatena.ne.jp/korompa/200711
  • 街頭買春エントリへの追記:経済学+エスノグラフィーの複合技がこんなにすごいとは - macska dot org

    「レヴィット&ヴェンカテッシュの『街頭売春の経済学』報告」への追加パート2。同エントリのコメント欄でcrafty さんから簡単な質問があったのだけれど、それに関連して少し書き足したいことがあったのと、それ以外の部分で追加したいことがあったので、ここに載せておきます。もうちょっと言いたいことをまとめてからエントリ書けば良かったと思うけど、まぁ一つのエントリが長過ぎても読んでもらえないし、ちょうど良かったかな(現状で既に長過ぎという噂もあるけど)。 まず crafty さんの質問。 ピンプのステレオタイプといえばまず黒人、なのですがそれも間違ったイメージでしょうか? もちろん例外はあるけれど、米国におけるストリートピンプの大半は黒人男性と思って間違いではないです。移民が多数を占めるような地域とかでは、わたしが全然知らない事態が進行しているかもしれないけど。 映画の悪役的なイメージだと、ピンプは