日本赤軍が1974(昭和49)年、オランダ・ハーグの仏大使館を占拠した「ハーグ事件」などで、殺人未遂罪などで服役していた日本赤軍の重信房子元最高幹部(76)が28日午前、懲役20年の刑期を終えて出所した。重信元最高幹部は同日、出所にあたり、「再出発にあたって」と題した手記と、メディアから受けた質問に対する回答を発表した。 「再出発にあたって」の全文は以下の通り。 ◇ 重信房子元幹部がマスコミにあてた「再出発にあたって」の写し(松井英幸撮影)再出発にあたって 重信房子 私は本日5月28日、懲役20年の刑期を終了致しました。 これから社会へ戻り再出発致します。 これまでに、いくつかの取材要請を頂いておりますので、簡単ではありますが、ここに一言御挨拶申し上げます。 新しく社会に参加するにあたって、まず私の逮捕によって被害を受け、御迷惑をおかけした方々に謝罪致します。 また、すでに半世紀にもなろう