大阪府は、内部告発した職員の氏名が、通報内容に関連する部署へ漏洩したことを明らかにした。 同府によれば、職員通報制度を利用して、府コンプライアンス委員を務める弁護士に対し、メールで内部不正の告発をした通報者の氏名が漏洩したもの。 通報のメールを受信した府コンプライアンス委員の弁護士が、8月21日に公益通報制度の担当窓口である同府法務課にメールを転送。 その際、メールの本文では個人を特定する情報が伏せられていたが、添付ファイルでは、本来ならば黒塗りすべき通報者の氏名が記載されたままだったという。 さらに同メールを受信した法務課においても、メールの内容を十分確認せず、通報者の氏名を確認できる状態で不正の関連部署へメールを転送していた。 同月22日にメールを受信した関係部署の職員が問題に気が付き、翌23日に法務課と関係部署ではデータを削除。対象となる通報者に対し連絡し、書面による謝罪を行ったとい