埼玉県は18日、「チャットGPT」などの生成AI(人工知能)を20日から業務に試験導入すると発表した。正規職員と非常勤職員、計約1万3千人を対象とし、文章要約や情報収集といった県庁内で完結する業務で利用する予定。県は安全な環境で利用し、職員の能力向上を図ることで、段階的に活用範囲を広げるとしている。 試験導入を前に、県が指定した生成AIを利用するなどの8つのルールを盛り込んだガイドラインを策定。利用条件として、対象者に県が実施する段階別の講習を受講し、必要な知識を身につけることなどを求める。県は今年9月以降、利用できる業務を拡大し、広報資料の作成などでの活用を進める方針。