古い規制やシステムは捨てよ 例えばエストニアでは、国民各自が自らの情報がどう使われるかを完全把握できるシステムとすることで、政府の不当アクセスに対する抑止にしている。例えば警察は車両番号を陸運局データベースに問い合わせることができる。しかし、そのアクセスは即、自動的に車の持ち主にネットで知らされ不当利用なら訴えも可能なのだ。 日本ではマイナンバーでの省庁間連携ができなくても、警察から陸運局への問い合わせは紙時代から可能。むしろ番号を基本としたシステム連携がないからこそ、その問い合わせを本人が即時に知ることはできない。どちらの方がより良いやり方だろうか。 「いままでのやり方」を技術進歩から守るのが目的でなく、原点の「個人の権利」を守るのを目的とするなら、むしろ技術を積極利用すべきだ。そのために古い「やり方」や「規制」や「システム」が邪魔なら捨てる。そして新しいやり方を前提に、個人中心にシステ
![【正論】マイナンバーを真の個人番号に 東洋大学教授・坂村健(5/5ページ) - 産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0600d68e3513438fc69e0b7135116930ed759205/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FE1_dvb3cOPtELjruOVn38MJKeM0%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FLALFDRUZTZLYJHSY3RAQF7GUTY.jpg)