菅直人首相は14日夜、東京都内の日本料理店で、民主党の石井一選対委員長や当選1回の同党衆院議員ら約20人と会食した。首相は会合で自らの「脱原発」発言について、「東京電力福島第1原発の事故では、東京、神奈川など首都圏から3000万人が避難する恐れもあった。火力発電と比べると事故の影響が大きく、原発は止めざるを得ない」と説明したという。また首相は「市民運動家は先のことを考えていればいいが、首相は今のことも考えなければならないので大変だ」と語ったという。【小山由宇】
駐車場から金網を乗り越え、スーパーの壁に突っ込んだ車=大阪市西成区岸里1で2011年6月17日午後4時48分、近藤希実撮影 17日午後3時45分ごろ、大阪市西成区岸里1のスーパー「デイリーカナート イズミヤ天下茶屋店」駐車場で、ポルシェのSUV(スポーツタイプ多目的車)が突然バックし、駐車場の金網を押し倒して店の壁に突っ込んだ。金網のそばにいた女性従業員(68)がはずみで転び、頭などに軽傷を負った。車内には女児(3)が1人で乗っており、大阪府警西成署は、女児が車を操作したとみている。女児にけがはなかった。 西成署によると、女児は母親(35)=西成区=に連れられて買い物に来ていた。母親はぐずった女児を駐車場の車内に残し、店に入った。エンジンをかけたまま施錠、シフトレバーはパーキングに入れたが、パーキングブレーキをかけたかどうかは覚えていないという。車は左ハンドルのオートマチックタイプ。女児が
◇科学的教養、必要な時代 限られた資源をどう配分するか--すべての人の要求を満たせない以上、あれもこれもは不可能。だから厳しくても優先順位を決め、より多くの同意を得ながら事を進めていくというのが本来の「政治」の役割だ。しかし、同時に民主主義国家においては、権利と義務はセット。今回の電力問題のように技術や科学がからむ資源配分の問題では、有権者の側にもその問題を理解する努力が求められる。 まず理解しないといけないのは、電力網というシステムが、不断の努力でバランスを取っている「動的平衡系」だということだ。電力の需要と供給は常にある幅の中でバランスをとっていなければならない。多すぎても少なすぎても破綻する。本格的な理解をするには電気工学の高度な知識が必要となるが、近いアナロジーとしては「手すりのないシーソー」がいいだろう。 シーソーの一方が需要側。何千万もの利用者がスイッチをオン・オフするたび、バ
政府は11日の閣議で、コンピューターウイルスの作成行為を直接罪に問えるウイルス作成罪の創設を柱とする刑法などの改正案を決定した。ウイルスをばらまくなど被害が短時間で拡散しやすいサイバー犯罪の摘発を可能とする。 正当な理由なくウイルスを作成したり、ばらまいた場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。取得・保管の場合も2年以下の懲役または30万円以下の罰金とする。わいせつな画像データを不特定多数に電子メールで送信する行為も処罰対象とした。【石川淳一】
愛知県岡崎市は7日、市管理の公園で植木500本以上が何者かに引き抜かれた、と県警岡崎署に被害届を出した。同署は窃盗事件として捜査を開始。ところが、市の発注を受けた業者が植え替えのために抜いていたことが分かった。市は「関係機関にご迷惑をおかけした」と平謝りしている。 7日午前10時半ごろ、岡崎市欠町の東公園で、ツツジやヒサカキ、ヤマザクラ、エゴノキ、コナラなど16種計531本(時価85万円相当)が抜かれているのを市職員が見つけた。市は午後2時に岡崎署に被害届を提出。署員4人が午後4時から実況見分し、神谷博幸署長も事態を重くみて現場を訪れた。しかし実況見分終了後の午後5時15分ごろ、盗難でないと判明し、市は被害届を取り下げた。 市によると、引き抜いた業者は市の発注を受けて10年5月に植栽工事をした。契約に「枯れた木は植え替えるように」とあり、市は今月末までの植え替えを指示していた。業者は今月5
愛知県岡崎市立中央図書館は28日、利用者163人分の個人情報がインターネットを経由して外部に流出したと発表した。05年6月末時点で図書の予約や返却延滞をしていた一部の利用者の名前や年齢、電話番号、借りた本の題名、貸出日などが流出した。 ソフトを開発した三菱電機インフォメーションシステムズ(東京)によると、同図書館が最初のソフト販売先だった。岡崎市の利用者の個人情報を誤って残したまま、ソフトをほかの全国37の公立図書館に販売してしまったという。宮崎県えびの市と福岡県篠栗町の図書館のホームページ(HP)から、岡崎市の個人情報がダウンロードされたことが確認された。 同社は「個人情報の取り扱いが不十分で、誠に申し訳ない」と陳謝し、岡崎市立中央図書館は「多大なご迷惑と心配をかけ、おわびする」とコメントした。 同図書館では今年8月、ソフトの古さが原因でHPの閲覧が困難になる問題も発覚している。【中村宰
京都府警下鴨署の巡査部長(54)からドメスティックバイオレンス(DV)を受けてけがをしたとして、妻(53)が今年7月、傷害容疑で右京署に被害届を出した情報が下鴨署に伝えられていたことが18日、両署への取材で分かった。巡査部長側にも伝わり、妻は被害届を取り下げるよう圧力を受けた。妻は「危険にさらされる恐れがある」として両署に抗議した。 DV防止法は、被害者の安全を確保し秘密の保持に十分配慮するよう、捜査関係者に求めている。 両署によると、妻は今年6月23日と7月4日、実家で巡査部長に馬乗りされ、腕をつかまれて振り回されるなどしてそれぞれ1~2週間のけがをした。妻は7月9日、右京署に被害届を出したが、約3時間後に巡査部長から携帯電話に連絡があった着信履歴があり、その約15分後には巡査部長の親族から被害届の取り下げを電話で求められた。同10日までに複数回、連絡があったという。 右京署の福島暢哉副
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く