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ブックマーク / hillbig.cocolog-nifty.com (5)

  • fujimap: 簡潔な連想配列 - DO++

    博論終わったので仕事の合間にfujimapというライブラリを作ってみました。 fujimap project fujimapは作業領域が非常に小さい連想配列で、文字列からなるKeyを利用して、整数値もしくは文字列からなるValueを登録・参照することができるライブラリです。 今巷では大規模なKey Value Stroe (KVS)が流行っていますがFujimapは一台のマシンのメモリ上で動作することを想定して作成されています.Fujimapの特徴は必要な作業領域量が非常に小さいことです.キー自体を明示的に保存しないため、作業領域は値を格納するのに必要なサイズと、許容するfalse positive(後述)にのみ依存します。 例えば、google N-gramのunigramの約1300万キーワードとそれらの頻度の対数を記録する場合、false positiveを気にしないなら、一キーワー

    fujimap: 簡潔な連想配列 - DO++
  • Burrows-Wheeler変換の線形時間アルゴリズム - DO++

    研究紹介です。今夏のSPIRE 2009という学会で "A Linear-Time Burrows-Wheeler Transform using Induced Sorting", D. Okanohara, K. Sadakane, SPIRE 2009 pdf(draft) というのを発表します。これは与えられた文字列に対し接尾辞配列を経ないでBurrows-Wheeler変換を直接行うというもので、アルファベットサイズによらず入力長に対して線形時間で行えます。基的なアイディアは昨年のInduced Sortingによる接尾辞配列の線形時間構築アルゴリズム(いわゆるSAIS)を接尾辞配列を使わないでシミュレートするものです。pushとpop操作だけからなり、そのまま外部記憶上での構築とかにも対応できるようになっています。 Burrows-Wheeler変換(BWT, Block S

    Burrows-Wheeler変換の線形時間アルゴリズム - DO++
  • DO++ : 部分文字列の話

    ここしばらく、部分文字列の統計量を利用した機械学習やデータマイニングをやっている。そこの話からちょっと抜粋。 長さnの文字列T[1,...,n]が与えられた時、T中に出現する部分文字列T[i...j] (1≦i≦j≦n)の数はn個の中からiとjの2箇所を選ぶのでO(n^2)個ある。例えば、n=10^6(1MB)だったら、部分文字列の数は約10^12個(1T)と非常に大きい。 しかし、これらの部分文字列の出現位置は同じである場合が多い。例えばT="abracadabra"であれば、"abra"と"abr"の出現場所は1番目と8番目であり、全く同じである。 では出現位置(部分文字列の左端を出現位置とする)が全く同じであるような部分文字列をまとめてグループにした場合、グループの数はいくつになるのだろうか。 これは接尾辞木(wikipedia 授業の資料)を知っているなら簡単に説明できる。 Tに対

    DO++ : 部分文字列の話
  • オンラインEMアルゴリズム - DO++

    EMアルゴリズム(Expectation Maximizationアルゴリズム、期待値最大化法、以下EMと呼ぶ)は、データに観測できない隠れ変数(潜在変数)がある場合のパラメータ推定を行う時に有用な手法である。 EMは何それという人のために簡単な説明を下の方に書いたので読んでみてください。 EMのきちんとした説明なら持橋さんによる解説「自然言語処理のための変分ベイズ法」や「計算統計 I―確率計算の新しい手法 統計科学のフロンティア 11」が丁寧でわかりやすい。 EMは教師無学習では中心的な手法であり、何か観測できない変数を含めた確率モデルを作ってその確率モデルの尤度を最大化するという枠組みで、観測できなかった変数はなんだったのかを推定する場合に用いられる。 例えば自然言語処理に限っていえば文書や単語クラスタリングから、文法推定、形態素解析、機械翻訳における単語アライメントなどで使われる。

    オンラインEMアルゴリズム - DO++
  • DO++ : 最長一致文字列の話

    たまには自分の研究紹介 D. Okanohara, K. Sadakane. "An Online Algorithm for Finding the Longest Previous Factors". In the 16th European Symposium on Algorithms. Sep 2008. to appear. [pdf(draft)] この研究では文字列を順々に読んでいったとき、各位置で過去に一番長くマッチした部分文字列を報告する問題を扱ってます。圧縮のLZ77法を知っているなら、マッチする部分を見つける部分を解いてます。で、圧縮以外にもいろいろなパターンマッチング問題とか、インデクシングとか、データマイニングとかいろいろなことにこの情報が利用できるということが知られてるみたいです。 で、大抵はハッシュやtrieを組んで履歴を探すんですが、今回対象にするのはテキ

    DO++ : 最長一致文字列の話
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