最近、約10年前に自分が雑誌に書いたPythonのサンプルコードを別の媒体に流用する作業をしていたときのことだ。コードに少し違和感を覚えた。 そのコードでは「a=1」といったように、「=」の前後を詰めて書いていた。これが違和感の原因だった。通常は「a = 1」と半角スペースで間を空けて記述することが多い。代入演算子の「=」や算術演算子の「+」「-」などの前後に半角スペースを入れる。 そのサンプルコードで間を詰めていた理由は分かっていた。初心者向けの記事だったからだ。「a=1」を何の説明もなく「a = 1」と書くと、半角スペースに何か特別な意味があるのではないかと初心者が混乱する可能性があると考えたのだ。 実際には「a=1」と「a = 1」とで意味や動作に全く違いはない。後者は読みやすさのために間を空けているだけだ。コードの実行時には半角スペースは無視される。 とはいえ、このコードを流用する
