スクリーンショットが一つもないEvernoteの本と聞くと、ちょっと奇妙な気がするかもしれません。 ブログR-Styleの倉下忠憲さん(@rashita2)の「ズボラな僕がEvernoteで情報の片付け達人になった理由 」(シーアンドアール研究所)はストーリー仕立てで、全編文字だけでEvernoteについて解説した一風変わった本です。 しかしこうして通常ではない構成を採用することによって、他の本が到達できない深みを獲得している珍しい例でもあるのです。 ストーリーと解説が交互にやってくる ストーリー部分の構成はありがちで、シンプルです。入社三年目になっても取引先の名刺をなくすくらいに情報整理が苦手な主人公、林くんは、みかねた上司から先輩である葉梨さんに相談にいくようにと指示されます。 美人ですがそっけない先輩は、造作もなく林くんが探していた名刺情報を Evernote を使って探しだしてみせ
