米Googleは8月2日(現地時間)、パリ五輪開催に合わせて7月26日に公開した同社の生成AI「Gemini」のCMに多数の批判が寄せられたことを受け、この動画のテレビのオリンピック番組での放映を停止した。 本稿執筆現在、YouTubeでは視聴可能なこの60秒広告「Dear Sydney」(記事末に転載)は、陸上競技の米代表であるシドニー・マクラフリン=レブローニ選手に憧れる娘のために、父親がファンレターの作成をGeminiに依頼するというものだ。
筆者は在宅勤務なこともあって、ラジオをよく聴いている。インターネットラジオ「radiko」のおかげで東京にいても故郷・関西の番組が聴けるのがありがたく、関西から東京、北海道まで、いろいろな番組を聴いている。 この記事を執筆中に聴いているのは、FM大阪の「LOVE FLAP」。関西弁女性ラジオDJの草分けである谷口キヨコさんの番組で、チャキチャキの関西おばちゃんトークに爆笑できる。 一方で、昔ながらの携帯ラジオも買った方がいいのではないか、と最近よく思う。防災のためだ。 「映像がない」メリット 筆者は1995年1月の阪神淡路大震災で停電・断水した地域に住んでいた。地震が起きた早朝、当時高校1年生だった筆者は、CDコンポ付属のラジオで、FM大阪の「朝錬5」(アサレン ファイブ)という番組を聴きながら宿題をしていた。最初は小さな揺れを感じて「あれ? 地震かな?」と思っていたらラジオが途切れた。揺
斬新な企画を評価する声が上がる一方で、用例で実在のキャラクターなどを使用しながら、暗黙の了解や言外のルールのようなものを「軽視している」といった意見も集まり炎上状態に。三省堂が「可能な限り改善する」と声明を出す事態に発展した。 筆者は1990年代初頭当たりからオタクだったと思う。最初にハマったアニメは「ふしぎの海のナディア」(1991年)だ。毎回リアタイで見て、アニメ雑誌を買って知識を深め、イラストを描き、お小遣いをためてアニメイトに通って文具やキャラソンCDなどを購入。声優ライブにも1人で通う中学生だった。 高校生になると、自分自身の行動が客観的に見て「痛い」ことが分かりはじめ、オタクっぽさを隠そうと思うようになった。できるだけこざっぱりした格好をして、アニメ以外にことに打ち込んで……と、大学生にかけて“脱オタ”に努力した。 社会人として中堅に差し掛かった2010年代、オタクが急速にカジ
イーロン・マスク氏が7月に突如として行った「Twitter」から「X」への名称変更は世間を騒がせた。これに先立って始まったツイートの閲覧制限もあり、愛想を尽かしたTwitterユーザーは他のSNSへの「大移動」を検討していた人もいたようだ。移動先としていくつかのSNSが注目されたが、急先鋒は米メタの対抗サービス「Threads」(スレッズ)だろう。 UIをTwitterにかなり似せてきたThreadsが1億ユーザーを獲得するためにかかった日数はわずか5日。このスピードの要因には、メタが擁するInstagramとの連携が功を奏したのは確かだ。とはいえ、ChatGPTが1億ユーザーに達するまでの「約2カ月」という驚異的なスピードをさらに上回ったことで、Threadsのリリース直後は相当もてはやされていたように思う。 ところが「山高ければ谷深し」という言葉にもあるように、現在ユーザーのThrea
ChatGPTへのトラフィックは、1位が米国、2位がインド、3位が日本――野村総合研究所がこのほど、ChatGPT利用に関する調査結果を発表した。 ChatGPTのWeb版や、画像生成サービス「DALL-E」のドメインである「Openai.com」への国別トラフィックシェア(2022年11月~2023年4月)は、上位から米国が10.6%、インドが9.0%、日本が6.6%、インドネシアが3.6%、カナダが3.2%。 同社は「人口規模を考えれば、日本は米国・インドよりもChatGPTの利用度合いが高いと言える」と指摘している。 日本からのアクセスの平均滞在時間は8分56秒で、米国の6分50秒、インドの6分27秒よりも長い。 日本からのアクセスは、2023年2月ごろから1日当たり100万を超え、4月14日には746万回とピークを打った後は横ばい/微減傾向だ。また、土日にアクセスが急減している。
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 東京工業大学、NTTコミュニケーション科学基礎研究所、京都大学に所属する研究者らが発表した論文「E.S.P.: Extra-Sensory Puck in Air Hockey using the Projection-Based Illusion」は、エアホッケーのパックを「消える魔球」のように意図的に見えなくする手法や、運動方向を「曲がる魔球」のように操作する手法を提案した研究報告だ。 打って高速に動くパックに追従した錯覚パターンを遅れなく投影することで、物理法則を無視したさまざまな状況を相手プレイヤーに知覚させる。 このシステムでは、高速プロジェクターと高速カメラをそれぞれ1台使用し
漫画「チェンソーマン」作者・藤本タツキさんのTwitterアカウントが凍結し、11月11日時点で投稿が確認できなくなっている。まんが配信サイト「少年ジャンプ+」編集者・林士平さんの投稿によれば「年齢の関係でロックされている」という。藤本さんは自身のアカウントを小学生の妹・「ながやまこはる」が使っているという体で運用しており、Twitterの規約に抵触したとみられる。 「現在Twitter社に連絡中とのこと。また妹さんがツイートできるのを、しばし待ってもらえたら」(林さん)という。Twitterは13歳未満によるサービスの利用を禁じている。過去にはメディアミックス作品「アイドルマスター ミリオンライブ」や、バーチャルYouTuberの月ノ美兎さんも同様の理由で公式Twitterアカウントを凍結されていた。 チェンソーマンは2019年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始。21年に第1部が終了し、
常温で100日保存できる“おにぎり”誕生 どうやって開発したの? 担当者に聞いてみた:3分インタビュー(1/3 ページ) 3分インタビュー: 「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。 サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集! 記事一覧はこちら ミートボールなどを製造する石井食品(千葉県船橋市)と、京都市で“1日100食限定”のステーキ丼専門店「佰食屋(ひゃくしょくや)」を運営するminittsが共同開発した「イシイの佰にぎり」が話題だ。 「ん、おにぎり?
chot.design上のコンテンツは、実際にWeb/IT企業で働いている現役のクリエイターが制作したものという。ちょっと社代表の小島芳樹さんは自身のTwitterアカウントで「変なオンラインサロン入る前にここで勉強してみてください!」とアピールしている。 無料公開を決めたのは同サービスの運営から手を引くため。現在は全レッスンの無料公開と共に、有料サービスの利用者に対して返金対応を行っている。 ちょっと社が取り組んでいたデザインやフロントエンド開発の受託事業が急激に成長した影響で、chot.designに手が回らない状況が続いた。今後はサブスク型プログラミングスクールを提供するDonbler(東京都渋谷区)が事業を継承するとしている。 関連記事 穴埋め問題を簡単に作れるWebサイト、「試験勉強に役立つ」と話題に 教育系IT企業のCTOが作成 マウスやタッチ操作で直観的に穴埋め問題を作成でき
図書館の受託運営やDM発送事業などを手掛けるヴィアックス(東京都中野区)は6月1日、同社の勤怠・人事給与管理システムがランサムウェア攻撃を受け、従業員1871人分、退職者2167人分などの情報が暗号化されたと発表した。攻撃者に身代金を要求されたという。 データセンター内のDMZ(DeMilitarized Zone)にあるシステムのWebサーバメンテナンス時、外部からWebサーバへのリモートデスクトップ接続が可能になっていた。このパスワードが総当たり攻撃により推測されて不正侵入を受け、ランサムウェアを実行された可能性があるという。 被害を受けた可能性があるのは、従業員・退職者の氏名、生年月日、性別、住所、扶養者の氏名、生年月日、住所、世帯主の氏名、勤怠システムのログインパスワード、ソフトデータ、残業や休日出勤、出張申請履歴、給与口座情報、給与額、社会保険料額など。 従業員・退職者に加え、扶
米GoogleのWorkspace担当副社長兼ジェネラルマネジャーのハビエル・ソルテロ氏は6月1日(現地時間)、動画および音声チャットアプリ「Google Duo」とWeb会議サービス「Google Meet」の統合計画を発表した。最終的には「Google Duo」というアプリはなくなり、「Google Meet」が「Google全体で無料で利用できる単一の動画コミュニケーションサービス」になる。 Duoは2016年に1対1の動画チャットアプリとして誕生し、その後音声チャットやグループチャット機能などが追加されてきた。 Meetは2020年、「G Suite」(現在の「Google Workspace」)のWeb会議機能「Hangouts Meet/Chat」から改称されたWeb会議サービスだ。 ソルテロ氏は2019年入社以来、複数あったGoogleのコミュニケーションサービスの統合に尽力
黒色のマスクに、グレーで描いたシャアのパーソナルマークとジオン軍のロゴをあしらった。 ボックスプリーツ仕様で、耳が痛くなりにくいというソフトタイプのひもを採用した。サイズは110(幅)×215(高さ)×15(厚さ)ミリ。 関連記事 ガンダムコラボのゲーミングPC、ASUSが発売 光る“シャア専用”も ASUSがアニメ「機動戦士ガンダム」とコラボーションしたゲーミングPCや周辺機器を期間限定で販売する。机の上が“光る宇宙”に。 「ズゴック」疑似餌になる 釣り具メーカー「ジオン驚異の釣果力」 水陸両用モビルスーツ「ズゴック」のワーム(疑似餌)が登場。5本で990円(税込)。 「認めたくないものだな」 シャア専用体組成計(など)、出る タニタは「ガンダム&ハローキティプロジェクト」とコラボした体組成計を発表した。アムロ、シャア、キティの声で計測結果を伝える3機種を受注生産する。 シャア専用色の江
メッセージアプリ「LINE」のユーザー情報のデータ管理を巡る問題で、LINE社が自治体向けに当初、「個人情報は日本で管理している」などと説明し、出澤剛社長が「説明が不十分だった」と謝罪していたことが分かった。 LINEは自治体向けに情報発信用の公式アカウントや、新型コロナウイルスワクチンの予約システムを提供している。出澤社長は3月24日にオンラインで開催された自治体向け説明会に出席し、会合の冒頭で「(一連の問題で)自治体やユーザーに多大なる心配をおかけすることになり、心からおわび申し上げる」と改めて陳謝。その上で、過去に公表していた資料で、データセンターに関する説明に誤解を招く表現があったとして重ねて謝罪した。 LINEの担当者は、データ管理について企業や自治体に説明冊子の「LINEの個人情報を取り扱う主要なサーバは日本のデータセンターで管理」と記載していた部分を引用して回答していた。しか
市販の歌声合成ソフトとして、ヤマハのVOCALOIDとともに独自の歴史を刻んできた「CeVIO」が1月29日、登場から8年を前に大きく進化。深層学習の技術を取り入れ「CeVIO AI」として、開発元のテクノスピーチが発売した。まずはその歌声を聴いてほしい。 これは、ソフト上で楽譜を打ち込んで再生ボタンを押しただけで出力された音声だ。それだけでこのように人間らしい歌声が出力できる。「しゃくりあげ」や「ビブラート」といった歌唱表現も勝手に付く。メインボーカルとして起用するにはもう少し調整が必要だが、作曲中の仮歌に使うなら文句のないクオリティーになっている。人間らしい歌声を合成するまでの時間が短いため、作業を迅速に進められるのがメリットの一つだ。 CeVIO AIリリースまでの道のり CeVIOは2013年公開のWindows専用音声/歌声合成ソフト。名古屋工業大学が長年研究しているHMM(隠れ
米Twitterは1月7日(現地時間)、前日実施したドナルド・トランプ米大統領のアカウントのロックを解除した。同社はロック開始の際、問題となっている3件のツイートをトランプ氏が削除すれば、削除後12時間でロックを解除すると説明していた。 解除後の初投稿は7日午後4時ごろのもので、ホワイトハウスで声明を発表する自身の動画だ。トランプ氏は「連邦議会議事堂に乱入したデモ参加者は米国民主主義を汚した」と6日に議事堂に乱入した自分の支持者を非難した。同氏は6日、ホワイトハウスの近くの集会で支持者に対し、「議事堂に向かおう」と鼓舞していたのだが。 同氏は暴動が起きた約2時間後、Twitter、Facebook、Instagramに「選挙は盗まれたもので、(支持者の)皆さんの憤りは理解できるが平和に、家に帰りなさい」という動画を投稿した。これが暴動を容認しているとして各SNSが動画を削除し、アカウントを
「iPhone 12」シリーズの大きな特徴は、5Gに対応したこと。それに伴って気になるのが「SIM」の対応だ。5Gスマートフォンということで、原則として5G契約のSIMを使う必要があるが、これまで使っていた4GのSIMは利用できるのだろうか。 AppleからSIMロックフリーモデルを購入して、これまで使っていたSIMを入れ替えて使おうと考えている人も多いだろう。しかしそのままSIMが使えないとなると、契約や交換などで手間が発生してしまう。また、5Gプランを提供していないMVNOのSIMが使えるのかも気になるところ。 そこで、編集部が契約・所有している範囲ではあるが、各社のSIMを実際に挿して通信できるか確認してみた。端末はiPhone 12 Proで試した。 ドコモの5G SIM ドコモの5G Androidスマートフォン(AQUOS R5G)で使用しているSIMをiPhone 12 Pr
WeWork投資は「私がばかでした」 赤字1.3兆円のSBG孫社長、巻き返しへ「用心しながら投資する」 ソフトバンクグループが5月18日に発表した2020年3月期(19年4月~20年3月)の連結業績は、売上高が前年比1.5%増の6兆1851億円、営業損益が1兆3646億円の赤字(前年同期は2兆736億円の黒字)、最終損益が9616億円の赤字(同1兆4112億円の黒字)に転落した。4月に下方修正した業績予想をさらに下回る結果での着地となった。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、AI関連の新興企業に投資する10兆円規模のファンド「SoftBank Vision Fund」(SVF)の投資先の市場価値が下落し、1兆9313億円のセグメント損益を計上したことが響いた。 WeWorkへの投資は「私の失敗」 特に損失が多かった投資先は、ライドシェアの米Uber(約5555億円)、コワーキングスペース
日本酒や焼酎などを製造する菊水酒造(高知県安芸市)は、アルコール度数77度の高濃度スピリッツ「アルコール77」の出荷を4月10日に始める。価格は1本1200円(税別)で、9日夜に販売サイトの情報を公表する。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりで消毒用アルコールの品薄が続く中、消毒用アルコールと同じ度数のお酒を開発した。通常、企業が消毒用アルコールを造ろうとすれば薬事法で定める医薬品等の製造許可の取得に時間がかかってしまうが、酒造会社がお酒を作って売ることに問題はない。 同社の発表文には「消毒や除菌を目的に製造されたものではありません」と記載しているが、中身は醸造アルコール(エタノール)、香料(レモン)、水のみ。例えば消毒したいものに“誤って”この製品を吹きかけたり、手指の洗浄に使ったりした場合でも、お酒の臭いが残ったりはしない。製造に当たっては「厚生労働省、県庁、経済産業
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 電気通信大学の研究チームが2019年に発表した「PortOn」は、机や床など光沢のある平面上に置くだけで、裸眼で視認可能な直立の空中像(CGキャラクター)を表示できる光学ディスプレイだ。 光学シースルーHMD(Head Mounted Display)やスマートフォン、大型装置を必要としないため気軽に使え、不特定多数が集まる公共の場所にも適している。 本体はボックス型で持ち運び可能な大きさ、既存の光沢平面に置いて使用する。ディスプレイ、鏡、再帰透過光学素子、視界制御フィルム、光沢平面で構成され、全てボックス内に収まっている。
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