「頭部から右眼球を摘出する場面を父親にビデオ撮影させていた」といったあまりに猟奇的な話に日本中が震撼したススキノ頭部切断事件。7月1日の田村瑠奈被告の母親の第2回公判に父親が出廷し、3人の家族がどういう関係だったかが少しずつ明らかになっている。 検察側によると、瑠奈被告は父親に対し「(母親を)熟女系の風俗にでも売り飛ばせばいい」と言い、母親には「私は奴隷です」との旨の誓約書を書かせ、リビングの目立つ場所などに掲示させていたという。 事件の背景に「家族」が…で思い出すあの事件 裁判冒頭で明かされた猟奇性が世間を震撼させたという点では1989年に宮﨑勤死刑囚(既に執行)が逮捕された埼玉連続幼女殺害事件を思い出す。殺害した幼女の遺体を自室で解体していたことなどが明らかになったこと、裁判でも両親を否定し、父親が自殺した時には「胸がスーッとした」と述べたという宮﨑元死刑囚と両親の関係の異様さも、今回