済生会について 済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
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済生会について 済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
医師が気づいた「慢性疾患の患者の共通点」 色々ある栄養のうち、最も大切なものは何かというと、タンパク質です。ところが、現代の食生活の中では、タンパク質が非常に軽視されていると医師として感じることが多々あります。なぜなら、糖尿病などの慢性疾患の患者さんを診ると、ほぼ確実にタンパク質が不足しているからです。 「野菜は健康にいいから食べるべき」「ごはんやパンを食べないとエネルギー不足になる」という見当違いの考えが一般的ですが、肉や卵や魚を食べる意識はさほど強く持っていないことが多いようです。 その自覚があまりないことが多く、「タンパク質を十分にとっていますか?」と質問すると、必ず「はい、しっかりとってます!」という答えが返ってきます。顕著なタンパク質不足がある人も、BMIが18.5を切っている「痩せ」に分類される人も、そう答えます。 これは、患者さんたちだけに問題があるのではなく、一般的な医師も
空腹時血糖値と食後血糖値の差が大きかったり、食後に血糖値が大きく上昇すると、血管がダメージを受け、動脈硬化や糖尿病の合併症が進みやすくなる。放っておくと心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの合併症が進展しやすくなると考えられている。 国際糖尿病連合(IDF)がまとめた「食後高血糖の管理に関するガイドライン」では、食後2時間血糖値が140mg/dLを超える場合は対処が必要だとされている。 欧州での13件の前向きコホート試験から得たデータをもとに検討した「DECODE Study」では、食後高血糖が死亡リスクを高めることが示された。糖尿病患者の空腹時血糖値と死亡リスクの相関をみたとき、糖負荷後2時間血糖値が高いと、心血管病、虚血性心疾患、脳卒中、全死亡のリスクがそれぞれ上昇することが明らかになっている。 「血糖値スパイク」は、一般的な健康診断では見逃されやすいため、「隠れ糖尿病」とも呼ばれる。医療機関
ダイエット効果があると一大ブームを巻き起こしたのが「糖質制限食」だ。「炭水化物を食べなかったら1か月で8kg痩せた」、「肉と野菜をお腹いっぱい食べているのに服のサイズが13号から9号になった!」と、ダイエット成功者からは歓喜の声があがっている。しかし、この食事制限には大きなリスクがあった。 愛し野内科クリニックの岡本卓院長はそのリスクを次のように話す。 「2008年、アメリカ国立衛生研究所が発表した試験結果があります。1万人を対象にしたその試験によると、厳格な糖質コントロールを行って血糖値を下げたグループは、標準レベルの血糖コントロールを行ったグループに比べて21%も死亡率が高かったのです。 日本では、2013年に発表された聖路加国際病院内科医の能登洋先生による研究があります。約27万人のデータを分析した結果、糖質制限で糖質を1日の総摂取エネルギーの30%以下にした場合、60~70%にした
文/中村康宏 近年、ダイエットや糖尿病の治療法として「ケトジェニック・ダイエット」が注目を浴びています。一般的に「糖質制限ダイエット」と呼ばれるこの方法は、医学的にも効果があると証明されています。そこで、ケトジェニック・ダイエットの効果と注意するポイントを解説します。 ケトジェニック・ダイエットとは ケトジェニック・ダイエットは、糖質を制限し、その代替エネルギーとして脂質をたくさん摂取する食事法のことを意味します(*1)。 通常の食事では、炭水化物などの糖質をエネルギーとしています。ケトジェニック・ダイエットでは、体内でエネルギーとなる炭水化物を減らし、代わりに脂肪などから「ケトン体」という物質を生成し、エネルギー源として使用する方法です。「ケトン体を生み出す食事」という意味で「ケトジェニック・ダイエット」という名前がついています。絶食時と類似したエネルギー産生メカニズムのため「擬似絶食」
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