LINEから36億(3.6B)パラメータの大規模言語モデル(LLM)が公開されたので早速遊んでみた。正確には遊んだのは昨日のデイリーAIニュースなのだが、面白かったのでこちらにも転載する。 細かいやり方は大先生のページを参照のこと。 例によってこんな関数を書いた def line(prompt): # 推論の実行 input_ids = tokenizer.encode(prompt, add_special_tokens=False, return_tensors="pt") tokens = model.generate( input_ids.to(device=model.device), min_length=50, max_length=300, temperature=1.0, do_sample=True, pad_token_id=tokenizer.pad_token_i
コンピューター上でプログラムを動作する際に必要になるのがメモリです。プログラム自体をメモリに読み込む必要があるのはもちろん、プログラムが行う動作はほとんど「メモリから値を取りだして計算し、メモリに保存する」であるといっても過言ではありません。プログラムが動作する際にメモリがどのように管理されているのかについて、ベテランプログラマーのサム・ローズさんがブログで解説しています。 Memory Allocation https://samwho.dev/memory-allocation/ C言語の標準ライブラリには「malloc」と「free」という2つの関数が用意されています。この2つはなんと1979年のUnix v7から存在している歴史ある関数で、mallocがメモリの割り当てを担当し、freeがメモリの解放を担当しています。サム・ローズさんの解説は「この2つの関数の中身を自分で実装する」
【PRODUCT HISTORY #002】 「Let's note(レッツノート)」シリーズは、パナソニックが1996年から展開してきたノートPCのブランドです。長く愛用してきた人にとっては、まさに定番の一台といったところでしょう。 一方、2022年には「CF-SR」シリーズが発売されるなど、イマドキなデザインへと改良するような新しい動きも見られました。「これまであまり馴染みがなかったけれど、実はちょっと気になった」という人のなかには、20年以上の歴史のなかでどんな変遷を経て今に至るのか、把握できていない人も多いかもしれません。 今回は、Let's noteシリーズの開発に携わるパナソニック コネクトの田中慎太郎氏と上原菜月氏のおふたりにインタビューを実施。同シリーズにおける各時代の象徴的なモデルについて教えてもらいました。
いつものようにヘロヘロと仕事をしていると、突如担当編集の松尾氏からMessengerで「これに対するちゃんとした回答を書けるのは大原さんだなということで、また歴史物をお願いしたく」という依頼が飛び込んできた。 いやちゃんとした回答も何も、上のTreeで出題されたSEライダー氏が正解を出されているわけですが、歴史的経緯というか、ここに至るまでの話というのが長い訳で、その辺りを少し説明してみたいと思う。 ちなみに出題に少しだけ違和感がある(なぜ10bitがキリがいいと思うのか?)のは、筆者もこっち側の人間だからかもしれない。 回答の前に、その根底にある2進数採用の経緯 そもそも非コンピュータ業界の方からすれば、2進数がベースという辺りから違和感を覚えるのではないかと思う。実際、世界最初の計算機(≠電子計算機)とされる「バベッジの階差機関」(写真1)にしても、世界最初の電子計算機(※1)であるE
BIOSからUEFIへ BIOSはなぜ終わらなければならなかったのか:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/4 ページ) 昔ながらのIBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく連載。第16回はWindows 11で注目された、UEFIとその前身であるBIOSについて。 第1回:“PC”の定義は何か まずはIBM PC登場以前のお話から 第2回:「IBM PC」がやってきた エストリッジ、シュタゲ、そして互換機の台頭 第3回:PCから“IBM”が外れるまで 「IBM PC」からただの「PC」へ 第4回:EISAの出現とISAバスの確立 PC標準化への道 第5回:VL-Bus登場前夜 GUIの要求と高精細ビデオ
by Nick Gray 2021年10月5日にリリースされたWindows 11のシステム要件の1つに、「UEFI、セキュアブート対応」とあります。UEFIは、従来のBIOSと同様にPCでOSが起動する前段階に実行されるプログラムですが、従来のBIOSを搭載するPCがWindows 11の動作対象外となっている通り、UEFIと従来のBIOSで実行している内容は全く異なります。 Differences Between UEFI and BIOS, and Which One You Should Use? https://www.maketecheasier.com/differences-between-uefi-and-bios/ What’s The Deal With UEFI? | Hackaday https://hackaday.com/2021/11/30/whats-th
UNIXができたころのことを話そうとするとその頃のコンピューター事情が今とだいぶ違うのでなかなか話が伝わりません。そこでそのころ(1970年ごろ)のコンピューター事情について、正確性はちょっと置いておいて、分かりやすいようにざっくりと説明したいと思います。 アポロ11号の月面着陸が1969年なのでその辺りの映画などに出てくるでかいコンピューターを想像するとイメージしやすいかもしれません。 ## 大雑把な分類 初期のUNIXが開発されたころ(1970年ごろ)に使われていたコンピューターは主に下記の二種類でした。 - メインフレーム - ミニコン(ミニコンピューター) このころ主に"コンピューター"といえば今で言う"メインフレーム"のことを指していました。 マイコン(マイクロコンピューター)/パソコンは1980年ごろ普及しました。しかしパソコンでUNIXを動かすのが実用的になったのは1990年
ふだんお世話になっているパコソンの祖先はこんな顔をしていた 1971年にマイクロプロセッサが生まれて、電卓なんかも登場すると、電子技術関係の雑誌の読者のお便りコーナーで「自分たちのコンピューターがほしい」ということで盛り上がってきた。それを、レス・ソロモンという編集者が拾い上げ、エド・ロバーツという人が1974年にキットとして売り出した。 マシンの名前である「Altair」は、星の名前(日本ではアルタイル=七夕の彦星)。映画『禁断の惑星』の舞台となる星系の名前であり、惑星で父親とたった2人で暮らす娘の名前でもある。レス・ソロモンの12歳の娘が『スタートレック』に出てくるその惑星の名前から付けた。 これが、現在のパーソナルコンピューターの先祖といえるマイコンに関する最も有名な伝説の1つである。この「Altair 8800」というマシンのためにBASICを提供したことがマイクロソフトの最初の成
現代人の日常生活には欠かせないPCやスマートフォンをはじめ、コンピューターを組み込んだ電化製品にはCPU(中央演算ユニット)やGPU(グラフィックス演算ユニット)と呼ばれる半導体チップが搭載されています。こうしたCPUやGPUなどの半導体チップがどうやって作られるかをたった99秒で説明するムービーを、ソフトウェアコンサルタントのロバート・エルダー氏が公開しています。 Man Solves Global Chip Shortage In 99 Seconds - YouTube まず石を拾います。 拾った石を粉々に砕きます。 すると純度98%の二酸化ケイ素ができました。 これをさらに純度99.9%の二酸化ケイ素に精製します。 さらにこの二酸化ケイ素を、99.9999999%の多結晶シリコンに精製します。化学式はSiO2+2C→Si+2COです この多結晶シリコンを高温で溶融します。 温度は1
目次 まとめ 価格が安かったよ説 インターネットが標準だった説 インターネットがキラーコンテンツだった?説 プロモーションがうまかった説 「素人にも簡単」と信じ込ませた説 GUIが効いたよ説 この頃ワープロ専用機など、専用機よりもPCの方が解りやすく使いやすくなった? やっぱりエロだよ説 その前からシェアは大きかったよ説 独自規格の多さに日本人が嫌気がさしていて?説 単純に性能が良かったんだよ説 PCを使わないと世間や新しい働き方に乗り遅れる恐怖説 PCで出来る事が増えて一般市民の購買意欲が高まった説 中の人が来たよ! その他 桜花一門@ハイパーメタバースクリエーター @oukaichimon VRがこれからたどる未来を、マイコンからWin95までの歴史となぞらえて予測する推論を考えているんだけど、Win95が爆発的に普及したきっかけをまったく覚えていない。自分の記憶だとPC98がブイブイ
USBが誕生したのは「奥さんのプリンタをつなげる手間にキレたから」 USBの設計当時を振り返る:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/6 ページ) IBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく大原雄介さんによる解説連載の第8回。前回はPCのアーキテクチャを巡るIntelとMicrosoftの動きを描いたが、今回はそこでIntelの取り組みの成果の一つとして挙げたUSBのお話である。 USBはいろいろ失敗もある(というか、現在進行形で失敗し続けている気もしなくはない)が、それでも大成功したインタフェースである。そして単にPCだけではなくマイコン(※1)などでも普通にサポートされるようになってきており、加えてP
Mercari JPのモノリスサービスをKubernetesに移行した話 PHP Conference 2022 9/24Shin Ohno
今回から、タイトルどおり、MacのOSとCPUの変遷の歴史を振り返る記事を連載としてお届けすることになった。最近Macを使い始めたという人はもちろん、昔からのユーザーにとっても、1984年に初代Macが登場して以来、40年近い歴史を正確に思い出すのは、なかなか難しいだろう。その中には、今後のMacの発展の方向性を探る上でも参考になりそうな出来事が詰まっている。Mac経験の長い人も、最近Macを使うようになった人も、昔を懐かしみながら楽しく読んでいただければと考えている。 初回の今回は、Macが誕生してから今日までの歴史の大きな流れを確認した後、まずはCPUの変遷をざっと見渡してみることにする。現役の1つの製品シリーズとして長い歴史を誇るMacだが、これほど何度も大きなCPUの変更を乗り越えてきたことに、改めて驚かされるだろう。 独立して切り替わるCPUとOS 今、Macは1984年に誕生し
1995年に発売されたMicrosoftのOS「Windows 95」は、スタートメニューやタスクバー、ウィンドウの最小化や最大化など、さまざまな新機能を実装して登場し、販売数がリリースから5週間で700万本を突破したOSです。後のWindows 98やWindows XP、Windows 7、Windows 10に続くさまざまな機能がこのWindows 95で生まれたわけですが、電源を切る際に「コンピューターの電源を切る準備ができました」とメッセージを表示する機能が初めて搭載されたのも同OSでした。使用していたユーザーなら必ず覚えているであろうこのメッセージがなぜ搭載されたのか、Microsoftのソフトウェア開発者であるレイモンド・チェン氏が、その理由を語っています。 Why is there a screen that says “It is now safe to turn off
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