新型コロナの感染者が増加する中、後遺症に悩む人も増えている。 日本での感染者数は、12月4日時点で約2522万人(※厚労省HPより)。その約10%に当たる250万人が「コロナ後遺症」の可能性がある、と医師は指摘する。 後遺症を発症させないための注意点など、「コロナ後遺症外来」で5000人以上を診察してきた、ヒラハタクリニックの平畑光一院長が解説する。 後遺症でどう生きていけば良いのか… ――「後遺症外来」を訪れる人は患者全体のどれくらい? 7割以上になっていると思います。患者が殺到していて待ち時間が長くなっています。 年齢層で一番多いのは30代〜40代の働き盛りの方々で、「小さい子供がいるのに夫婦ともに後遺症になって働けない」など非常に悩まれていて、「どう生きていけば良いのか」という方が多いです。 ヒラハタクリニック 平畑 光一院長 この記事の画像(7枚) ――重症化リスクと後遺症は、比例
新型コロナの後遺症として現れる倦怠感と「うつ」の症状が発症する原因とその治療に既存の認知症の治療薬が期待できると研究グループが発表した。 【映像】“全国15万人超”夜間往診に依頼殺到 断るケースも…東京の救急車出動率“98%超” 東京慈恵会医科大学の近藤一博教授のグループは、コロナ後遺症の倦怠感やうつの症状を持つ研究用のマウスを初めて作ることに成功し、脳に起きている異常について調べた。近藤教授によると、鼻の奥にあるにおいを検知する「嗅球」という脳の一部に損傷が見られたほか、脳全体にも炎症が起きていた。 嗅球と繋がる組織では、本来「アセチルコリン」という脳の炎症などを抑制する神経伝達物質が活発に作られるが、その活動が大幅に低下していることがわかったという。そこで、認知症の治療薬として使われている「ドネペジル」というアセチルコリンの濃度を高める薬をマウスに投与したところ、脳の炎症が改善し、倦怠
米紙「ニューヨーク・タイムズ」に、巷でブームとなっている健康法を検証する人気シリーズがある。その名も「SCAM OR NOT」(詐欺か、そうではないか)。今回は、新型コロナウィルスの治療にも効果があると謳われている、鼻うがいがターゲットだ。 あまり知識がない人にとって、ネティポット(鼻うがい用器具)は、また新たに出てきた健康法のトレンドのように思われるかもしれない。結局のところ、そのティーポットのような形の器具をアメリカで広めた著名な外科医メフメット・オズ博士は、トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」で、それを「鼻ビデ」※1と呼んで紹介したが、効果が実証されていないサプリメントや健康食品を宣伝したとして非難を浴びた人物※2だ。 副鼻腔炎、鼻づまり、アレルギーなどさまざまな症状に対する解毒剤として、温めた塩水を片方の鼻孔から入れ、もう片方の鼻孔から出すことで鼻の中を洗い流すやり方は、奇妙
キティこうぞう(本名:鬼頭 幸三) 株式会社アドバンテッジリスクマネジメント シニアコンサルタント 名古屋大学経済学部経営学科にて、「産業組織心理学」、「マーケティング心理学」を専攻。 1987年に卒業後、株式会社名鉄百貨店入社。 子供服売場、法人外商を担当し、顧客心理学を実践する。 一方で、労働組合の役員を10年以上、また、2000年からの6年間は、名鉄百貨店労働組合執行委員長を務め、社員のカウンセリングにも関わる。 その後、同社人事部で、採用および社員の人材教育・キャリア開発に関わる。 現在は、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントのシニアコンサルタントとして、講演活動などで活躍中。労働組合や人事部での経験をもとにした、コミュニケーションやメンタルヘルスに関する講演は、企業や労働組合を中心に、人気を博している。 News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治
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