手にハンディの孫へ 片手で開閉容易、軽量ランドセル手作り 医療や救急用バッグ製造 丹波・マルスバッグ
孫の中江咲真君（右）のため片手で開閉しやすいランドセルを作った細川晋さん＝丹波市柏原町柏原、マルスバッグ 医療や救急、消防の現場で使うバッグなどをオーダーメードで手がける「マルスバッグ」の細川晋（すすむ）さん（６２）＝兵庫県丹波市＝が、右手にハンディキャップのある愛孫のため、半年以上かけてランドセルを一から手作りした。専用の胸ベルトや固定具を備えた独自の形で、「孫のように必要とする人がいれば、全力で応えていきたい」としている。（秋山亮太） 地元の小学校に入学した孫の中江咲真（さくま）君（６）は、脳性まひで小さい頃から右手が動かしづらく、手を大きく開いたり、指を細かに動かしたりする動作が難しい。腕の力も入りにくいため、リュックのようなタイプのかばんは、ずれ落ち防止のための胸ベルトを使うことが多い。 母の美香子さん（２８）は昨年春からランドセルを探したが、咲真君に合った商品には出合えず。特に荷
ひょうご経済＋｜経済｜ぬれてもＯＫ！防災文具「ウキウキノート」 阪神間の２社開発
大雨や洪水などで建物が浸水しても、書き記した内容が守れる防災文具の「ウキウキノート」を、兵庫県の阪神間のメーカー２社が共同開発した。水に浮かぶカバーと、ぬれても破れない特殊な紙を組み合わせた商品で、２社がそれぞれの強みを生かした。（中務庸子） ■水害から大事な記録や思い出守れ 開発したのは、ビニール製品などを加工するアイレーション（芦屋市）と、クリーニング用のタグを製造する共生社（尼崎市）。昨年秋、「水に浮くノートを水難事故防止の啓発グッズ用に作りたい」と、取引先から相談を受けたアイレーションの畠山秀之社長（６６）が、防災グッズとして売り出せないかと考えた。 長年、景品類の生産を手掛けてきた畠山社長はすぐに、ノート用のカバーに気泡緩衝材を包み込んで浮力を持たせるアイデアを思いついた。だが、浮くだけでは紙への浸水を完全には防げない。そこで、親戚でもある槙野雅央・共生社社長（６２）に協力を依頼
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