「小倉記念・G3」(9日、小倉) より一層、人馬ともに重賞初制覇へ気合が入ったことだろう。初コンビとなる松若が騎乗したアズマシャトルの最終リハは5日の栗東CWで6F77秒7の猛時計となった。想定より約5秒も速い時計に加用師はおかんむりだが、状態面は悪くなさそう。デビュー2年目の鞍上にとっては、何としても実戦で結果を出したいところだ。 想定外の時計に、加用師は思わず顔をしかめた。「速過ぎるな…」。アズマシャトルは栗東CWでマイネヴァリエンテ(4歳500万下)と併せ馬。約1馬身後ろから運んだが、掛かり気味に行く僚馬に釣られてペースアップ。予定では6F82秒前後のはずが、計時したのは6F77秒7−38秒0−13秒0だった。 この日が初コンタクトとなった松若が申し訳なさそうに引き揚げてくる。「すみません…。その分、結果を残しますんで」。これを聞いた指揮官は「今の若いヤツは、言うことだけは立派