岩手県で開催されている全社(全国社会人サッカー選手権大会)は3日目の19日、ベスト4が出揃った。関西リーグのアルテリーヴォ和歌山、阪南大クラブ、バンディオンセ加古川、そして東北リーグのラインメール青森。このうち、和歌山が関西リーグで優勝している「権利持ち」のため、この時点で他の3チームの地域決勝出場が決定。いずれも感動的な「全社枠獲得」であったが、個人的に印象的だったのが加古川の守護神、日野優である。 日野といえば、06年の地域決勝でガンバ大阪からFC岐阜に期限付き移籍し、岐阜のJFL昇格に多大な貢献をしたことで知られている。日野はその後、岐阜に完全移籍するものの、08年にクラブの人件費圧縮のために契約解除。その後は徳島ヴォルティス(J2)、奈良クラブ(関西1部)、加古川(同)と渡り歩き今に至っている。興味深いのは地域決勝との縁。岐阜(06年)、奈良(11年)、そして加古川(15年)と、異