プロ野球のオリックス戦の入場券を大量に予約、キャンセルしたとして、大阪府警西署は11日、偽計業務妨害の疑いで、神戸市東灘区御影中町、無職、柴村喜芳(きよし)容疑者(41)を逮捕した。「周りに人がいない状態で快適に観戦したかった」「(テレビに1人で映って)目立ちたかった」などと容疑を認めている。 逮捕容疑は昨年9月10日、オリックス球団が開設する入場券の予約サイトで、偽名を使って2試合分計1873席(計約1086万円分)を予約、その後キャンセルするなどして業務を妨害したとしている。 同署によると、柴村容疑者は昨年6月に行われたオリックス戦でも、同様の手口で大量の予約とキャンセルをしたといい、球団が同年9月、同署に被害届を提出していた。今回、予約した試合は9月28、29日に「京セラドーム大阪」で行われたオリックス対ソフトバンク戦で、柴村容疑者は3塁側の席を買い占めていたという。