忘れ物をした小学3年の児童3人を長時間、教室や廊下に立たせたとして、神戸市教育委員会は2日、同市北区の市立小学校の男性教諭(25)を戒告の懲戒処分とした。 昨年12月21日朝、宿題や消しゴムを忘れた児童3人が、忘れ物を申告しようと相次いで教諭の机の前まで進み出たが、自分の言葉で説明できず、立ち尽くしてしまったという。教諭は「何も言わなければ伝わらないよ」などと言って、3人を立たせたまま授業を続けた。 前日に続いて消しゴムを忘れた男児は忘れたことを申告したが、教諭から「昨日も忘れたから貸すことはできません」と言われ、正午まで約3時間半立ったままだった。ほかの2人は約1時間20分立たされていた。教諭は「『次からは忘れません』とか、もう一言ほしかった。配慮が足りず、子どもたちにつらい思いをさせてしまった」と話しているという。
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