来季からレアル・マドリーのトップチームを率いる可能性が高まっているラウール・ゴンサレス氏だが、現在率いている同クラブのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャで際立っているのは、厳格な指導ぶりだった。 ジネディーヌ・ジダン監督が今季限りでクラブ退団を決定した現在、後任の最有力候補に挙がっているのがラウール氏だ。クラブのもう一人のレジェンドはカスティージャを率いて今季2年目、昨季はUEFAユースリーグに参加したフベニールAも率いて優勝を達成し、今季はカスティージャを2部昇格プレーオフ圏内に導いている。 ラウール氏のメソッドとして何よりも際立つのは、その厳格な指導ぶりだ。カスティージャの選手にもなれば高級車で練習場に通勤することも日常化していたが、ラウール氏はそうした振る舞いを好まない。選手たちが手にするバッグやヘッドフォンにしても豪華な物品を持ち込むことを禁じているのだ。また練習の1時間前