消息不明といわれた“元・野人”こと中西学。自然に返った説も出ていたが、男は愛知で働いていた。持ち味の野性味は社会では不器用さになってしまい、「謝る毎日ですよ」と下を向く。カウント2.9、追い込まれても闘い続ける男が現状、未来を語った。 元・野人は、愛知にいた――。 バルセロナ五輪にレスリング日本代表として出場後、新日本プロレスに入門。団体の最高峰の称号、IWGPヘビー級王座を獲得。野性味溢れるファイトスタイルに、ど天然キャラで親しまれ、愛称は“野人”。 テレビでは人気バラエティ番組にも数多く出演し、冠番組を持つなどトップレスラーの一人だった中西学。首の怪我を理由に’20年、惜しまれつつ54歳で引退し、一時消息不明だったが、SNSで“愛知県のガソリンスタンドで働いていた”とファンが投稿し大きな話題に。そんな中西を直撃。今だから明かせる真相、胸中を聞いた。 ――「死ぬまでプロレスラー」を宣言し