Arctic Monkeysとわたし自分が音楽の深みにハマったきっかけ。それは2009年当時、14歳の誕生日の数週間後にリリースされたArctic Monkeysの3rdアルバム『Humbug』が原因だ。 7歳離れた兄の影響もあり、元々海外の音楽に親しんでいた。それまでの数年はクラシックロックを一通り聴いていた。そんな時に、音楽をディグり始めた少年時代の私は“Crying Lightning”に出会し、まさに雷に撃たれた。リアルタイムのバンドに熱中したのはArctic Monkeysが初めてだった。来日時にNHKの音楽番組で演奏した際も、夜更かしをしてテレビにかじりついた。スタッフにフリスク的な物をあげようとするAlexがキュートであった。 3rd『Humbug』は、Arctic Monkeysで一般的に名盤とされる1stと2ndに比べ、高確率で駄作扱いを受けているが、それはプロデューサー