自分だけの感覚が通じる可能性も世の中に存在する ーーこれまでミン・ヒジンさんは、様々なカルチャーを時代・文脈を超えて融合させることで、世間が驚くような作品を生み出してきたと感じています。今注目しているカルチャーや音楽はどんなものですか? ミン・ヒジン:そうですね……私が思うに「注目される何か」は概ね本能的な直観に自信が加わって完成度が出てきたと思います。したがって、ある特定のジャンルや文化に影響を受けることよりは、好みに基づいた多様な文化的ソースをどのように再解釈、再構成し、新しい手段として完成度の高い表現をするのかに集中する方だと言えるでしょう。そのため、常にすべてのことに対して開かれていて関心が高かったりもしますが、逆にすべてに関心を失ったりもします。 ーープロデューサーとしてのルーツを教えてください。 ミン・ヒジン:幼い頃の私は音楽、映画、本が特に好きでした。特に音楽は幼い頃から、特
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