※本noteは有料に設定しておりますが、無料で最後まで読めます。 この数年、人類学(文化人類学)が盛り上がっている。 読んでおもしろい本が続々と発表されているのである。 この「おもしろさ」の肝は人類学の「存在論的転回」にある、と個人的には思っている。そこでは物事を考える時の基本的な「議論の組み立て方」がぐるりと「転回」する。 例えば「ある」と「ない」、あるいは「はじめからあるもの」と「あとからついてくるもの」。そういう二者の関係が、前者が後者の位置へ、後者が前者の位置へ、入れ替わるのである。そうなると物事を記述する言葉の配列の仕方もまた組み変わっていく。 存在論的転回とはでは、人類学の存在論的転回とはどういうことか。奥野克巳氏、石倉敏明氏の編集による『Lexicon 現代人類学』20ページに収められた大村敬一氏の説明を参照してみよう。
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