※本noteは有料に設定しておりますが、無料で最後まで読めます。 この数年、人類学(文化人類学)が盛り上がっている。 読んでおもしろい本が続々と発表されているのである。 この「おもしろさ」の肝は人類学の「存在論的転回」にある、と個人的には思っている。そこでは物事を考える時の基本的な「議論の組み立て方」がぐるりと「転回」する。 例えば「ある」と「ない」。 あるいは「はじめからあるもの」と「あとから出てくるもの」。 私たちの日常の意識や思考や行動は、二極を分別することに多くのことを負っている。 明るい/暗い かたい/やわらかい 重い/軽い よい香り/悪い臭い 大きい/小さい 上/下 左/右 長/短 といった感覚的なことから始まって、 よい/わるい 価値がある/価値がない 善/悪 といった値打ちの分別。さらには、 ある/ない 存在/非存在 生/死 動いている/止まっている 現れる/消える 強まる
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