日本では国民皆保険制度があり、誰でも簡単に医療機関を受診できる。しかし、医師の数が少ない為、病院やクリニックでの待ち時間が長くなっている。 40年前は、患者を待たせるスタイルが一般的であった。大学病院に予約制が導入されても30分間に何人の患者を診るかが問題となり、予約制の意味が薄れてしまった。 待ち時間の問題は、医療の不確定要素や診療の長引きによるものであり、患者の立場からは理解しにくい事もある。 現在の大学病院では、時間枠を守る努力や新患の事前予約制が導入されているが、受診までの待ち日数が長くなるという新たな問題が生じている。国の政策として、軽症の患者が大病院に行かないように誘導されているが、それでも大病院の混雑は続いている。 待ち時間を完全に無くす事は難しく、唯一の解決策は医師の長時間労働だが、2024年4月からの「医師の働き方改革」により、医療の量や時間が低下する可能性がある。日本人
