宮城交通(仙台市泉区)や同社の関連会社が運行するバスの運転が原因で今年2月中旬までに、前年同月の1か月間と比べ3倍に当たる40件の事故を起こしていたことが13日、分かった。 同社の関係者によると、関連会社を含めた宮城交通グループでは2月に、事故が急増。昨年2月は十数件だったが、今年は2月中旬の時点で既に40件に達した。今年は自損事故や、車内の乗客がけがする事故が多かったという。 事態を重くみた同社は2月下旬、運転手に対し、注意喚起していたが、3月3日、富山県小矢部市の北陸道で死傷者28人を出す高速バス事故が起きた。宮城交通は「事故の多くは確認不足や漫然運転が原因」としている。