今から1年ほど前、米セールスフォース・ドットコムのイベント「Dreamforce 2011」の講演で、米グーグルのエリック・シュミット会長はこんなことを述べていた。「エンタープライズの世界でも消費者の世界と同じことが起こると思う。使い勝手がよくて簡単なものはあっという間に広がる。もちろん中では複雑な処理が行われているがそれは表には見せない」。 この発言は、「コンシューマに受け入れられるサービスや製品は複雑さが表に出ていない」といった話の続きとして述べられたものだが(関連記事:「PCの次の時代が来た」、グーグル シュミット会長がセールスフォース ベニオフCEOと対談)、まさにそんなことをつい最近の取材で感じた。 一言でかたずければ、「コンシューマライゼーションが進む」ということだが、取材で感じたのは、単にコンシューマに受け入れられた製品や技術が業務システムに採用されるといったことだけではない
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